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お金で合格は買えるの?

今回は経済力と合格の話です。
もちろん、裏口入学云々の話ではありません(・.・;)

本格的な格差社会の到来もあってか、難関大や医学部は保護者の経済力が反映すると言われがちです。

保護者に経済力があることは、何をもたらすのかを考えたとき、それは選択肢の多さがあることだと思います。

高い経済力は、市場に存在する受験サービスの多くを受けられる権利があることを意味します。

お金の問題で、サービスが受けられないということがない点において、基本これが不利に働く要因はないはずです。

もちろん、それを裏付けるデータ(東大合格者の保護者の年収は、他大学よりも頭一つ抜けている)もあり、それが間違いだと思っていません。

ただ、経済力がそのまま結果に反映するほど入試は単純ではないと思っています。

現場目線では、経済力があるがゆえに迷走するパターンも多く見られます。

選択肢が多いがゆえに、正しいサービスを選ぶことができないパターンが出てきます。多数の選択肢からお子さんにとってベストマッチのサービスを選ぶのはそう簡単ではないのです。

保護者がお医者さんの場合、お子さんが医学部に合格する例が多いのは、経済力の問題よりも、保護者の体験に基づく受験サービスの選び方に知見があるからだと思っています。

恐ろしいことに、受験業界には問題のある業者も存在しており、場合によってはカモにされることもあります。彼らは、お金を持っている層にコミットメントしている点でもかなり厄介です。

何事においても、お金があれば、オートマチックに問題が解決することはありません。受験においてもそれは正しいのではと思っています。






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