![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101355762/rectangle_large_type_2_57ffdf99be5f499d0a3526a10dfec1e4.jpeg?width=800)
九州大文系数学2023年解説[1]2次関数と面積 【計算力こそ安定の源泉である】
今年の九大の入試問題の解説をアップしています。
今回は文系数学[1]の2次関数と面積です。九大文系数学が大好物の絶対値入りの関数です。
問題はこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1679968596751-1jFBdCVjd1.png?width=800)
まずはグラフをかきます。方針はそれでみえてくるでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1680051276175-SvT2PqcXCH.png?width=800)
綺麗なy軸対称ですね。aの値は、x>0で考えても一般性は失わないようですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1679968790955-co4huPnLJD.png?width=800)
S´1、S´2として、S´1=S´2としてよさそうです。図2に入れたα、βは後で確認してもいいでしょう(結果的に本問はこれが上手くいったパターンでした)。
あと、図1を眺めるといろいろ工夫がありそうですし、実際にあったのですが、計算力があれば、そんな思考は時間の無駄ということはないものの、ロスタイムになるかもと思います。
この程度の計算力をしっかりできる力があれば、余計なことは考えずに済みます。計算力は、得点安定のためには欠かせぬ要素ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1679969042035-xn4H98HMUa.png?width=800)
としてバリバリ計算していきます。
S´2は分けて計算する方が楽だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1679969097496-BuxoV0aUGg.png?width=800)
書き出すと長いですが、実際に解いてみるとそこまでの手間はありません。
S´2を整えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679969169716-TFZziFt8BR.png?width=800)
S´1=S´2とすると、ありがたいことにαの部分が消えてくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679969247277-ttsfs1GyRV.png?width=800)
ではβのみ、求めていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679969305873-rVKwoC6Ecn.png?width=800)
あとは代入していけばよさそうですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1679969341972-twbZawbitk.png?width=800)
計算力があれば、ある程度見通しの立つ問題でした。このような問題を取れると数字が安定します。文系と言えども計算力は重要ですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?