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全部入りESP32ボード、T-SIM7080G-S3のまとめ

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LILYGOの開発ボード、T-SIM7080G-S3を手に入れました。 ESP32をベースに、CAT-M1のモデム(SIM7080G)、電力管理ユニット、リチウムイオンバッテリー…
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T-SIM7080G-S3とT-SIM7670G-S3の違い(その2)通信エリアの違いがボード選びに影響するかも

T-SIM7670G-S3について、気になったのでもう少し掘り下げてみます。 SIM7670GではなくSIM7672Gというモデルもあるらしい このT-SIM7670G-S3上に載っている、LTEモジュールのSIM7670Gですが、ちょっと名前の違ったSIM7672Gと言うモデルもあります。 ネット上の情報を当たって見るとSIM7670Gの情報は少なく、こちらのSIM7672Gの情報の方が多かったですね。 上記LilyGoのGitHubによれば、SIM7670GとSIM

T-SIM7080G-S3とT-SIM7670G-S3の違い

LiLyGOから様々な開発ボードが出ていますが、個人的に気に入っているのはT-SIM7080G-S3。 でもそれとは別にT-SIM7670G-S3というモデルも出ているみたいです。 今回はこの二つのプロダクトに何が違いがあるのか探ってみます。 ぱっと見る限り、LTEモデムの違いかなと検討をつけて、この二種類のモデムの違いを中心に見てみました。 SIMComのSIM7080GとSIM7670Gは、どちらもIoT向けの通信モジュールですが、いくつかの重要な違いがあるようです。

Wio BG770AとT-SIM7080G-S3、どちらを使うべきか? とにかく手軽にソフトウェアだけ使いたいなら前者、はんだ付けを厭わない・コスト重視なら後者かな。 https://t.co/IfwFcZf3ht

新規のT-SIM7080G-S3と新規のSIMを組み合わせて通信しようとすると、初回のみ通信確立にすごく時間がかかるor通信確立しない気がする。 原因はいったい何であろうか?

T-SIM7080G-S3の物理的な固定方法を考える

実際に運用する際の固定方法を考える T-SIM7080G-S3を運用環境で利用する場合、基板の固定をどのようにするのかが問題になってきます。 元々は全ての機能が入った実験基板のようなプロダクトのため、非常にコンパクトにまとまっていて大変良いのですが、これが実験室を飛び出して現場で使ってみよう、となった時に難しさが生じます。 まさか基板を宙ぶらりんにして運用する訳にも行きません。 あちこち接触したら電気的にショートしたりして怖いですしね。 なので、今回はこのT-SIM70

T-SIM7080G-S3の開発環境を整える

これまでLilyGOのT-SIM7080G-S3上での開発を行ってきていますが、開発環境について言及するのを忘れていました。 今回はその事について書いてみようかと思います。 丁度、現場に持って行く用のノートパソコンを入手したので、そこに環境構築する事でインストールの仕方を資料として残せますね。 T-SIM7080G-S3の開発環境は主に二つ 細かい話を言うと、T-SIM7080G-S3上にあるESP32にFreeRTOSというリアルタイムOSを載せるという話もあったり、

AWS IoT Coreで接続/接続断イベントを検知していますが、実運用してみると、この両者のイベントが瞬電みたく同時に起こる事がままあるようです。なので、必ず接続断→接続の処理順となるようにシステムを組む事が大事ですね。ちょっと嵌りました。

T-SIM7080G-S3でADS1115とI2C通信

T-SIM7080G-S3ではIO22ピンが無い アナログ計測をする要件が出来たので、最近使いに使いまくっているT-SIM7080G-S3を利用しようと思い立ちました。 ESP32では、I2C通信で通常利用するピンはIO21, IO22となるようです。 なので、ネット上の情報からI2C通信を行おうとすると、このIO21, 22ピンの利用が前提となります。 ではT-SIM7080G-S3でI2C通信を行おうとすると… 何とIO22がありません! 今回はADコンバータのA

T-SIM7080G-S3が中々繋がらない原因については、新しい基地局に対してネットワーク登録が出来にくいという事っぽい TinyGSMを使った設定で、 modem.setNetworkMode(38); ↓ modem.setNetworkMode(2); に変更すればOK

追加購入したT-SIM7080G-S3にSORACOMのSIM(plan-D)を入れたら、中々ネットワークが認識されなくて焦る 一旦、最初に導入したT-SIM7080G-S3で試すと、問題なくネットワーク接続が出来て、それ以降は追加購入の方でも認識できた 何が違うのだろう?

T-SIM7080G-S3のLiPoバッテリーでどこまで使えるか試してみました

以前の記事でリチウムイオンバッテリー(LiPo)バッテリーについて書きました。今回はその続きになります。 どれぐらいバッテリーだけで持つか気になるところ 標準でLiPo用のバッテリーケースがあれば使ってみたくなるもの。幸いにも手元にはLiPoの生セルがあります。 3450mAhと書かれていて中々高性能ではないかと思います。 (本当にこの値であればですが) 気になったら早速実験 今回の試作機にLiPoバッテリーをセットして実験を開始します。 午後9時過ぎにスタートして、

ESP32に技適マークが無いT-SIM7080G-S3が来た問題。交渉の末、製品に技適マークあるモノとないモノで違いは無いという事に。技適シールを別途送ってもらう事になった。ただ、向こうは今ホリデーらしいので、もうちょっと時間かかりそう。

調子に乗って再度T-SIM7080G-S3を注文したら、今度はESP32に技適マークが無いものが来てしまった! ロットによっては技適が無いものが来る可能性があります。 どうにかならないかLILYGOと交渉中...

T-SIM7080G-S3の電源周りの処理で不満な所

LiPoバッテリーも搭載出来て何でもありのT-SIM7080G-S3ですが、現状の不満点を挙げていきましょう。 と言っても使い始めてからそんなに時間も経っていないので、それほど不満点は無いのですが… バッテリーで動作させた場合、PWRKEYを押す必要がある バッテリー運用する場合のみですが、LiPoバッテリーをセットしてスライドスイッチをON、そしてPWRKEYを長押ししないとボードは起動しません。 届いた当初はWebマニュアルも読まずにLiPoバッテリーをつけても電