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OpenRoaming(オープンローミング)対応Wi-Fiの展開について

 皆さん、こんにちは!つながる東京推進課です。今回は、5月24日のnoteでご紹介させていただいたOpenRoaming(オープンローミング)対応Wi-Fiについて、東京都としてどのように広げていくかをご紹介させていただきます。
 OpenRoaming対応Wi-Fiについての記事はこちら↓


◆なぜ東京都はオープンローミングの採用をした?

 これまでのフリーWi-Fiは、暗号化されていないものがあり、情報漏洩の危険がありました。
 また、施設ごとにIDが異なるので、その都度接続設定をしなければなりませんでした。
 スマートフォンが普及し、デジタルサービスが充実するにつれてインターネットが必要不可欠になってくる時代に東京都は、このような不安を改善するべく、安全安心で便利につながるオープンローミングの採用が効果的だと考えました。 

◆オープンローミングをどのように広げていく?

 オープンローミングの3つの特徴(セキュア、シームレス、グローバル)を活かし、以下の整備範囲の基準を設けました。

  1. スマート東京6分野(防災/モビリティ/ウェルネス/教育/働き方/産業)

  2. 屋内施設中心

  3. 日常生活において大勢の人が利用する施設

  4. 災害時、避難所・災害支援拠点等として活用される施設

■都有施設

■区市町村施設

■民間施設

■利用者の拡大

◆「フリーWi-Fi」通信速度が遅い、インターネットにつながらなかった経験はありませんか?

 オープンローミングにしたからといってつながりやすくなるわけではありません。Wi-Fiの品質は、利用環境やネットワークの構成等、様々な要因が影響しています。時間帯によってもつながりやすさが異なります。整備の際には、施設の特徴(利用者数や利用時間、施設の構造等)を踏まえて整備をする必要があります。
 ここでは、つながりにくい要因の一部をご紹介させていただきます。

■性質的要因

■設備的要因

◆おわりに

 今回の記事では、東京都がどのようにオープンローミングを広げていくかご紹介させていただきました。しかし、ご紹介したように様々な要素が関係してくるため、オープンローミングに対応したからといって品質が良くなるとは限りません。
 都は公衆Wi-Fiのオープンローミング対応を進めるとともに、実用性のある公衆Wi-Fiにするべく、整備施設の特徴をしっかりと調査し、施設の利用用途にあわせた整備を進めていきます。