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筋骨格系って奥深い

脊椎管狭窄症で悩むおじいちゃんのために、何か役に立てればと思い筋骨格について再勉強し始めた。これが、かなり奥深いのである。自分の体を実験台にすることができるため、なおさら興味が出てくる。

元看護師だが、なぜ早くもっと勉強しておかなかったのかと後悔。筋骨格系の勉強をもっとしていれば、自分の生活にも今後役立つだろうと改めて再認識した。自身の体に疼痛を生じさせないような生活習慣、運動、体操を意識して取り入れていくことができる。短期的、長期的に自分にプラスとなるのだ。

いくつか本を購入し読んでいるのだが、長年、筆者は骨盤に対する間違った認識を持っていたという文を早くも発見。

骨盤が歪むから全身に波及するのではなく、全身のうちのどこかに問題があって、それが骨盤の傾きとして表れている

骨盤・股関節の医学」山口正貴著 P.2

×骨盤が歪む→不調が生じる
○不調が生じている→骨盤が歪む

なるほど、ガッテン!筆者は完全に間違った解釈をしていた。骨盤の歪みが、全身の不調の根源だと解釈していた。違う。全身のどこかで不調が生じているから、骨盤の歪みに発展するのである。

筆者の誤解は、よくある間違った認識の一つである。やはり、ちゃんと専門家の先生の書いた本を読むことは重要である。過度に重要視される事柄にばかり目が行き過ぎて、原因と結果を正確に理解する情報を取りこぼしてしまっている。恐ろしい!

この本でも、体の不調を改善するために着目している骨は「骨盤」なのだが、自分の骨盤を知ることで体の問題点と改善策を知る術を伝授してくれている。この本の良いところは、文字で事細かく説明してくれており、医学的根拠に基づいて自分の体を知る術を事細かく記載してくれている。

自分で自分の体を解釈する術を教えてくれる機会なんて、そうそうない。パーソナルトレーナーさんを付けることでは簡単に得られるかもしれないが。お金も時間もかかるし、なかなかできることではない。本を読むことが好き、カラー写真があまりなくても苦痛にならない方は、この本、すごくおすすめである。自分の体を知るきっかけ、自分の周りで体の不調や疼痛を訴えている人の助けになるのではないか。





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