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仕事ができる人の抽象化技術

はじめに

お疲れ様です。ゼロカロリーです。

普段仕事をしていて、なんとなくこの人仕事をできるなーって思うことがあります。
そんな人を観察していて、とある共通点を見つけました。

みんな抽象化がめちゃくちゃうまい!
※個人の感想です

今回は抽象化という能力についてあれこれ考えてみようかと思います。


定義

そもそも、抽象化とはなんでしょうか?
いつも通り検索をしてみました。

抽象化(ちゅうしょうか、: Abstraction、: Abstraktion)とは、思考における手法のひとつで、対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は捨て去る方法である。

抽象化 - Wikipedia

Wikipediaによると、考え方の一つで、要点をまとめることのようですね。
似たような言葉として、単純化や一般化があります。
逆の言葉としては具体化になるようですね。

仕事ができない人は抽象化ができない

私は仕事ができる人の共通点として抽象化能力が高いと思います。
逆に言えば抽象化ができない人は仕事もできない人だと思っています。

私の職場で、こんなことがありました。

Aさん「いまの仕事の進捗を教えてください」
Bさん「この作業は不明点があったので調査して、そのレビューに時間がかかっていて、調査結果をCさんが試す予定です。こっちの作業はDさんがいま作業をしていて、その作業が終わったらこの作業をする予定です」

Aさんは仕事の管理をしている立場、
Bさんはチームで仕事をしていて、チームメンバーをとりまとめて報告する立場にあります

この時、Aさんの質問に対して、Bさんは答えられていないと思います
何故なら、Bさんの報告内容ではAさんが理解できないからです

ざっくり進捗報告という内容においては、
いまの作業の中身を答えるというのは正しいと思います
ですが、内容が具体的過ぎて、「つまり、どういうことなのか」が全くわからない
抽象化ができていない状態にあります

抽象化 = 共通認識をとるコミュニケーション

抽象化というのは、相手との共通認識をとるコミュニケーションだと思います

細かいところは切り捨てて、「つまり、どういうことなのか」を伝えること
そうすることでその後の話だったり、不明点だったりがでてくるのかな、と思います

話の流れとして抽象化した表現で共通認識を図って、徐々に具体化していくことで認識のずれを防げる人が仕事ができる人なのだと思います

先の例で抽象化をしようと思った場合、

Aさん「いまの仕事の進捗を教えてください」

①抽象化してこたえる

Bさん「いま抱えている仕事は2つです」

②少し具体化して説明する

Bさん「1つめは〇〇の仕事です。本日中にはおわりません。2つめは〇〇の仕事です。本日中に終わる見込みです。完了後、3つめの〇〇の仕事を着手します。本日中に完了する見込みです。」

③さらに具体化して説明する

Bさん「1つめの仕事は調査結果の検証とその対応が残っています。本日調査結果の検証までは終わりますが、対応は明日になる見込みです。2つめの仕事はレビューまで完了しており、午前中に終わる見込みです。午後からは3つめの仕事に着手しますが、この仕事は不明点などなく、簡単なものなので本日中に完了します。」

という報告があれば、Aさんもざっくりした状況から細かいところまで把握できてよかったかもしれないですね。

まとめ

どんな仕事であっても、相手との認識ずれによって
間違った仕事をしてしまうリスクがあると思います

私の働くソフトウェア開発の現場では、
お客様の課題の認識が違うことで、
「思っていたのとは違う!」ソフトウェアができあがる話をよく聞きます

認識ズレというリスクを防ぎ、確実に仕事を遂行し続けるために、
抽象化という能力を身に着けたのだと思います

もちろん、仕事ができるためには抽象化だけじゃなく、
相手の意図を察することができるか? だったり、そもそも仕事を遂行できるか? などの様々な能力が必要となると思いますので念のため

ちなみに、私はたまにボードゲームカフェに一人で行って相席させていただくのですが、そこで言葉遊び系のゲームをすると、みなさんとても抽象化がお上手なんですよね。
つまり、ボードゲームをすれば抽象化能力が上がるのではとにらんでいます笑
みなさんも抽象化能力を上げるために、ボードゲームカフェに行ってみるのはどうでしょうか? 笑

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