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【コワーキングスペース 事例】セルフ会計で受付業務の人件費削減!電子マネー・交通系決済で学生でも利用しやすいコワーキングスペースへ

こんにちはスマレジ・アプリマーケット運営担当です。
東京都調布市でEdTechを活用した次世代コーチング塾「アジスタ」を営む株式会社AGILE STUDY。2023年2月に、閉校時間の塾スペースを自習や仕事にご利用いただけるコワーキングスペース「モクモク」の運営を開始しました。
コワーキングスペースのチェックインから会計までのセルフ運用を、スマレジと連携アプリを活用して実現。その背景やメリットを代表の岡村様に伺いました!


塾として使っていない時間帯をコワーキングスペースとして有効活用

通常、塾には生徒に関する紙資料や塾運営に関わる重要書類が置いてあるため、外部の人が立ち入るのは難しいと思います。私たちの塾では授業も事業関連のやりとりも基本的に全てデジタルで行っているので、一般の方が自由に出入りしても問題ない環境になっています。
そのため、塾として使っていない時間をコワーキングスペースに充てることで、学習するスペースをそのまま使ってもらえるという発想です。平日の昼間は会社員の方がお仕事で使われたり、土日祝日はテスト勉強や受験勉強をしている学生さんが多いです。
利用料を抑えて開放しているので学生さんも来やすいと思います。

<営業スタイル>
平日夜間:塾
平日昼間:コワーキングスペース
土、日、祝:コワーキングスペース

他の学習塾とはひとあじ違うアジスタのコンセプトは「自立学習」

学習塾のコンサルティングをする中で、「やりたい職に就いて生き生きと活躍してハッピーな気分になること、最終的にいい人生だったと思えること」が万人に共通する大きなゴールではないかと思うようになりました。塾のレールに乗って正答にたどり着く訓練をするのではなく、自立心が強くなる中学生のうちから答えのある勉強をして、自ら目的・目標を設定し、その目的・目標の達成に必要な情報がなにかを考え・収集し、計画を立案・実行する訓練をする、そんな塾を作りたいと思いました。
やりたい職に就いて生き生きと活躍する生産性の高い「人財」に必要なことは、全ての仕事に共通して必要となるベースの力=自立学習の力を身につけることだと考えています。一人でも多くの人に自立学習の力が身につく塾を作れば、日本の生産性を世界一にして「日本最高!」と誇らしい気持ちになることができる。このような思いから学習塾を立ち上げました。
アジスタと他の塾の違い
1.教える対象科目
一般的な塾:英数国理社
アジスタ:英数国理社、音楽、技術、家庭、保険、体育
2.EdTech(Education Technology)の採用
生徒用のIT教材だけでも5種類あり、基本的には紙は一切使用しない
スマホやタブレットを使って受講し、本番と同じ環境にするため入試演習などの時のみ紙を使用
3.通い放題定額制で、追加費用はかからない
生徒と一緒に、何をどれだけ勉強するのか1週間単位で計画を立て、共有カレンダーに登録して勉強を進めていく
4.1名の生徒につき3名の担当講師(内、1人がメイン担当)がつき、1週間ごとにスケジュールを組む
教える&覚えるための支援は各ツールが行い、それを分析してどのようなスケジュールを組むかの判断や、モチベーションを高めてあげるところは人が行うというように役割分担をしています。

スタディサプリやYoutubeの無料教材があるので、授業は映像を用いて行っています。
暗記をするものについては記憶の定着に特化したAIツールのMonoxer(モノグサ)を利用しています。
覚えたいものをMonoxerに登録し、指定した期日をセットして、その指定した期日までに難易度を変化させて繰り返し生徒さんに解いてもらいます。また、AIで利用者の理解状況がわかる問題集atama+(アタマプラス)で遡って間違えた単元を学習し、どの部分が理解できていないのかを特定し復習します。
このように、それぞれの分野に優れたツールを組み合わせて学習していく方式をとっています。

安価に誰でも使いやすくするためのシステム導入

はじめて利用される来客者にシステムの使い方をご案内してもらうため、案内スタッフとして塾のスタッフを兼任で配置しています。
個別指導塾では担当している生徒さんの情報を分析したりする時間は、授業の前後5分ほどしかありません。
当社の場合は、コワーキングスペースのスタッフとしても、週に1回は働いてもらっているのですが、レジが自動化されているので、コワーキングスペース側の業務としては初めて利用される方へのご案内のみです。その空いた時間を有効活用して授業の準備もしてもらっています。
つまり、人件費がほとんどかかっていません。
将来的には入り口に小さなロボットを置き、ロボットの画面を押すと案内の動画が流れるなど工夫することで、ご案内自体も省人化したいと思っています。
対面会計で運営していた場合と比較すると、1人月分の費用が削減できるので単純計算でも月に30万円ほどが削減できていることになると思います。

<利用方法>
入室(チェックイン)>利用>退室(チェックアウト)>料金を精算機で払う
決済手法:STORES、StarPay

キャッシュレスで運営しているコワーキングスペースはクレジットカード決済しかできないところが多く、クレジットカードを持っていない学生は利用できません。
電子マネーやQRコード決済ができて、かつ滞在時間から料金算出して割引もできる。学生でも使いやすく、会員登録をしなくても利用できる仕組みを探していたときにスマレジとLメンバーズカードでそのような運用ができるというお話を聞いてスマレジの導入を決めました。

中学生から一般の会社員の方まで多くの方にご利用いただいています。学生の方が精算するところを見ていると、よく交通系ICを支払いに使われていますね。
駅から少し離れているので、平日はお客様は少ないですが、目的は場所の有効活用でありコワーキングスペースでマネタイズをすることを考えていないので特に問題視はしていません。


塾に通う生徒の保護者から土日に開校して欲しいとのご要望をいただくのですが、その要望に応えて開校すると長時間労働になり、講師のワークライフバランスが保ちづらくなります。当社は土曜日に開校しませんが、その代わり土・日・祝日に同じ環境で勉強できるようにコワーキングスペースとして開放しています。

人とAIで得意を分担

人がやるべきところで本当に価値を発揮するために、DXが必要だと思っています。そうすることで、お客さんから選んでもらえますし、コストも下がります。
逆に言えば、AIができることを人がやっていても、誰も価値を感じてくれないんです。
塾の場合「成績が上がればよい」ので、生徒に人間が教える授業でも、映像を見せる授業でも、高い結果が出れば良い。人が価値を見出せるところに注力すればよいと思っています。
計画を細かく立ててあげたり、学習状況をフォローしてあげたり、心が折れないようにサポートしてあげたり、人にしかできないところをしっかりやることが大切です。
生徒一人ひとりに対して、目標を立てて、学校や部活の状況を加味していつ勉強できるかを聞きます。それから目標を達成するために週に勉強しなければいけない時間を確認し、逆算して勉強スケジュールを決めています。そうすると、生徒さんたちは目標達成のためだと熱心に勉強してくれます。

例えば、学習習慣がなく、宿題は期限ギリギリまでしない、週に12時間しか家で勉強しない生徒さんがいたのですが、入塾後すぐに週に20時間勉強するようになりました。

中学生だけでなく、高校生~社会人まで利用しやすい環境づくりへ

当社の塾は中学生の間に計画・分析・勉強スケジュール作成のサイクルを回して、 高校に入ったら塾や予備校に行かなくても自分で計画を立てて勉強できるようにするスタンスです。
勉強する場所として快適な環境を用意していますし、コーチとも信頼関係を築けている状態なので、質問ができたり、デジタルツールを使えるようなプランで自立した後も通い続けられるようにしようとしています。
大学受験にあたって勉強できる環境は必要ですし、社会に出てからの英語の勉強も必要なことが多いので武器にできるようなカリキュラムを考えています。


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