<店舗DXはAPIがカギを握る!API活用事例:新三郎商店株式会社>出庫依頼、発注点通知、売上通知はSlackに流せ!
ある日、Twitterでこんなつぶやきを見ました。
なんと、スマレジユーザーの方自らスマレジAPIを便利に使っていただいているなんて!ということで急いでコンタクトさせていただきました。
こんにちは、スマレジ・アプリマーケット運営担当です。
今回はスマレジAPIを使ってスマレジの情報をSlackに自動通知する機能を開発をされた新三郎商店株式会社の万野さんにお話を伺いました。
社内のDX化に、邁進される万野さんのお話、必見です。
新三郎商店株式会社さまの情報はこちら👇
どのような背景からスマレジAPIを使ったデータ取得を検討されましたか?
私自身、今の会社に入って2年経過しますが、入社当初、部署間の情報共有がバラバラだったので、コミュニケーションツールとして優秀なSlackを取り入れました。
当社は事業が製造・小売り・飲食とあるのですが、事務職の方は少数で、基本現場で立ち仕事をしているスタッフが多いです。
その中で、スマレジ管理画面を開いてログインし、見たい情報を確認する、という工程が煩わしく、スマホで手軽に見られるようにしたいと思いました。
社員がSlackに慣れてきたので、運営の中で必要な情報をSlackにどんどんポストすると便利になるのではないかと感じていました。
「さぁ、必要な情報を取り出せる便利なアプリをつくろう」
と思ったのですが、その時使っていた別会社のPOSレジはAPIの提供しておらず、APIを提供しているスマレジに切り替えたという経緯があります。
デジタル化、DX化を進めるうえで、APIを提供しないSaaSはSaaSではないと思っています。
そこから、スマレジAPIを使って必要なタイミングでSlackにスマレジから取得できる情報を通知させるように開発しました。
具体的にSlackにどのような通知をしているのでしょうか?
1-1.出庫依頼(1時間ごと)
スマレジの機能だけでは、入出庫を登録したタイミングでリアルタイムに通知ができなかったのですが、新規の入出庫情報が作成されたら1時間おきにSlackに通知するようにしています。
Slackは店舗ごとのチャンネル(プリン工房、工房とったん、新三郎商店など)を作っているので、出庫店舗と入庫店舗のチャンネルに通知がされるようにしています。
1-2.出庫依頼(ステータス)(1時間ごと)
ステータスを条件で取得しているので「承認待ちの出庫依頼」などとわかるように通知し、それを確認して出庫準備するなどに役立てています。
2.発注点通知(1日2回)
もともとスマレジに各商品の発注点を登録できますが、その機能は使っていません。商品点数が多い店舗だと1200点ほど扱っており、一気に100点分の発注点を変更することもあるので、スプレッドシートに発注点を登録して管理しています。
スマレジに発注点を一括で入力できる機能があればいいのですが。笑
朝と終業後にスプレッドシートとスマレジの在庫を照らし合わせ、発注点を下回った商品をまとめてSlackで通知しています。
スマレジに発注点を登録しておけば、発注点を下回る際にメール通知される機能はありますが、メールが点在してしまうので、運用としては使いづらいです。
3.売上通知(1日1回)
各店舗17:00で営業終了なので、17:30に売上と主要商品の売上個数を通知しています。
4.販売数通知(1時間ごと)
今までは商品が売り切れになることや、電話で「プリンまだありますか?」という問い合わせが毎日のようにありました。
事務所で電話を受けるので、各店舗にあと何個あるか確認して、お客様に伝えるという手間がかかっていました。
そこで、現在の在庫状況を1時間ごとにSlackに通知することで、事務所に居ながらにして即お答えできるようにしました。
この開発を通して変化したことや良かった点は何ですか?
スマレジの管理画面にログインして取得する情報がSlack上で手軽に見れるという工数の軽減以外にも、いくつかあります。
以前は、各店舗どれくらいの売上があるのかを把握していない社員もいましたが、Slackは全ての社員が見れるので、全社員のモチベーションにつながっていると感じます。
また、営業終了後にレジ金の精算のために事務所に来たスタッフが、「(売上を)いくら達成した」「今日は○○が良く売れた」と言いながら会計をあげてくるので、数字への意識が変わったなと感じます。
他にも、Slackの通知に対して「お疲れさま!」「よくやった」などのスタンプをつけてくれるので、良いコミュニケーションに繋がっています。笑
今後取り組みたいことは何ですか?
飲食店や自社商品の原価管理について、特に原材料の価格が高騰することがあるので、喫緊の課題だと感じています。
商品だけではなく、商品の材料単位でいくらかかかっているかをアプリで管理できればと思い、開発を検討しています。
最後に
今回はスマレジユーザー兼Developersの万野さんにお話を伺いました。
ユーザー目線からの課題解決に向けた取り組みとして、スマレジAPIをご活用いただいており、まさしくスマレジがやりたいことを体現してくださったと感じています!
スマレジAPIの利用が今後もっともっと広がっていくように成功事例をご紹介してまいります。
2022年10月26日(水)福岡にて開催した「アキナイラボ」Meetupにて万野さんにご登壇いただきました!
そちらの模様はこちらからチェック👇
新三郎商店様のカラーミーショップ活用術はこちらから👇
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