「平均値」はただのセールストーク!?
おはようございます!
今日は「平均」という言葉に隠されたトリックについてまとめてみます。
よく仕事の中で平均という言葉は使われると思います。
特にデータをまとめるときやプレゼンするときなど。
お金に関してもそうです。
例えば保険の営業の方なんかはよく平均という言葉を使います。
「日本人は平均2人に1人ガンになる」とか
「葬式費用は平均200万円かかる」とか
これを言われて
「へ~そうなんだ~」
と鵜呑みにしてはいけません。
本当にそうなのか、数字の根拠はどうなってるのか、調べる癖をぜひつけましょう!
上の二つの例について見ていきます。
「日本人は平均2人に1人ガンになる」について。
国立がん研究センターの調査結果によると、60歳までの現役世代のうちにガンになる確率は『10人に1人以下』にすぎません。
80代、90代となると一気に確率が高くなります。
日本は高齢化が進んでいるので、ガンになる確率が高い高齢者の数字に引っ張られて「2人に1人の確率」となるわけですね。
余談ですが、医学の進歩によりガンで亡くなる確率も数年前より下がってきてるみたいですよ!
「葬式費用は平均200万円かかる」について。
葬式費用で一番多い層は50~100万円だそうです。
一部の富裕層や芸能人が数百万円かけるため平均値が吊り上がるわけです。
今では、こじんまり葬儀をしようと思えば50万円以下で全然できます!
たった50万円程度の葬儀費用のためであれば、独身の人は死亡保障に入らずとも貯蓄で賄えませんか?
といった感じで二つの例を見てきましたが、平均値というのはあてになりません!
売り手側のセールストークだということを知っておく必要があります。
(この記事にも書きました)
大事なのは『平均値』だけでなく『最頻値』も知ること。
最頻値とは、データ分布において最も多く現れる数値のことをいいます。
日本人の寿命を例にします。(2017年のデータです)
平均値は男性81歳、女性87歳となります。
一方、最頻値は男性87歳、女性93歳となります。
なぜ平均値の方が低いのかというと
生まれてすぐ亡くなる子や、若くして亡くなる方も含まれているからです。
例えば、自分が何歳まで生きる可能性があるのかを知りたいときは、平均値ではなく最頻値の方が参考になりますよね。
数字のトリックに騙されませんように・・・
●まとめ●
数字は嘘をつかない。
嘘つきが数字を操作する。
では!
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