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女のみ強制で男は観ても観なくても良いっていう社内セミナーを観てのアンケートに実際に書いた愚痴

(社外秘情報保護のため一部改変)

「全社員受講必須」もしくは「全社員受講任意」にして欲しいセミナーだった

「必須受講者:当社の女性社員」という前提が不思議だなと感じている。

当社がどう、では無く世の中全体的な話として

「生理痛?お腹痛いだけでしょ?」

「精神的にも乱れる?知らないよ。大した事無いでしょ?巻き込まないでよ。ちゃんとやって。」

という考え方の男性がまだ生き残っている事が現実であり、

女性特有の症状で繊細な話ではあるが、だからこそこの様な社内セミナーという形で全社員を必須にして開催して欲しかった。

頭や心では「ちゃんと言えば良いんだ」と分かっている女性が99%だとおもう。

だが到底その様な事は難しいのが現実で、だからこそ社内セミナーの中で女性特有の症状そのものやそれの辛さを知らない方々へ、代わりに教えてあげる、そういったセミナーにして欲しかった。

実際に生理や女性ホルモンの影響を感じながら生きている方々からすると、

「知っているよ」

「それも知っているよ」

「嗚呼あるある」

と自分が常日頃から実際にこの身に降り掛かっている症状を、あらためて耳から入れられただけ、という印象になりかねないと感じた。

女性は女性特有の症状によってどれだけ困っているのか/女性特有の症状はどれだけ仕事の生産性を落としてしまうのか/どの様なお薬が必要なのか等をここまで細かく数値や樹形図や写真で現わしている資料やセミナーはなかなか無いため男性にも必須で聞いて欲しかった。

他方女性からすると、「やっぱりこんなに生産性が下がってしまっているのか、、、」とかえって不安を煽りそうだなとも感じた。

症状が強く出る方であればある程、

「生産性が下がってしまっているな。
周囲に何かおもわれていないだろうか。」

とお気になさっている可能性が高いとおもうため、症状や辛さを知っている人/知らない人双方の気持ちを鑑みると、

受講必須にするならば全社員/
必須にしないならば全社員任意での開催も有りだったとおもう。

不妊に関する話題も、男性全員にも是非聴いて欲しかった。

不妊の原因の約半数は男性であるという事は、女性だけで無く男性も皆知っておいて何ら損は無いとおもう。

「場づくり…」「…伝える…」「フェアとケア…」パートについても、

ここまではっきりと症状に日々苦しんでいる方々の気持ちを直球で現わしている資料やセミナーは貴重だと感じた。だからこそ、男性皆にも観て欲しかった。

どれもこれも気持ちをどストレートに代弁してくれている文言ばかりで、言いたくて言いたくて堪らないのだが、喉の上の方まで出かけて勇気が出ず結果的に言えずに終わっている方々が9割だとおもう。

特にここのパートは、折角必須受講にするならば、男性にも聴いて欲しい。日頃言いたいけれども言えない事が沢山ある事を知って欲しい。

上司・部下向けのお話もあったが、(部下は良いが)上司に関しては、上になればなる程男性が多いのが日本全体的な現状であるし、上になればなる程女性特有の不調への理解が非常に薄い。

だからこそ男性全員へも是非お観せしたい。もしくは、管理職向けのセミナーや研修などで観てもらうのも良いとおもう。

女性特有の症状などを理解してもらう事と女性だからという事で優遇してもらう事とを、履き違えてはならず、本セミナーではそういった人として大事な事を思い出させてくれる内容でもあった

男尊女卑な世の中を女尊男卑で解決するのでは無く、女尊男尊になっていければなとおもう。

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