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子どもに使わせる勉強アプリにはどのようなものがある?

スマホやパソコンなどは、子どもを持つ親にとって難しい機器です。スマホを通じてSNSなどを利用し、新しい知り合いを作ったり友達ができたりと、有益なコミュニケーションができますし、わからないことはインターネットですぐに調べることができます。

その一方で、ゲームや動画共有サイトなどを延々と見てしまい、本来やるべき勉強などに身が入らなくなってしまうことを心配することもあるでしょう。しかしスマホには子どもの勉強を助けてくれるようなアプリもあります。

この記事では、子どもにスマホアプリを使って勉強をさせるためのアプリの選択肢について解説します。

1. 定番の「英語勉強アプリ」

英語を学べる勉強アプリは、スマホの勉強アプリの中でも定番中の定番といえます。紙形式の問題集などとは異なり、問題が常にアップデートされていくことや、答え合わせがその場ですぐにできるといった点、スキマ時間にすぐに勉強に取り掛かることができるというのが英語勉強アプリの大きなメリットのひとつです。

最近では単語や文章・文法といった、いわゆる「単語帳形式」の問題だけではなく、スマホのマイクを利用して発音の練習をしたりするような機能を持つアプリも多くなっています。
また、従来型の単語帳形式のアプリの中には、「英検」や「TOEIC」など、資格試験に特化したアプリも生まれてきており、資格試験に向けた学習に効率的に利用することができます。

2. 動画を利用した「スマホ講座」アプリ

Youtubeなどの動画共有サービスによって、学習知識を配信しているチャンネルなどもあります。こうした動画配信の発展型として、学習塾や家庭教師などの講師が講座を配信するアプリもあります。
こうした勉強アプリは、ある程度標準的な学校教育のカリキュラムに則っているという意味では、成績の向上に直結させられる可能性が高いというメリットがあります。

また、学習塾や家庭教師を依頼することが費用的に難しい、時間・スケジュールが合わない、自宅から遠いなどの理由で通わせられないケースでは、場所を選ばずアプリを通じて勉強することができるこれらのアプリは非常に有益です。
日々の学校の宿題と合わせ、毎日の勉強時間の際にすぐにアプリで勉強を開始することができるのも、勉強の習慣付けをするにあたって有益といえます。

3. かつての「単語帳」いまはアプリで

かつては、小さな紙片に英単語と和訳を書いて、めくって勉強をするという単語帳が、学生にとっての必須ツールでした。
英語学習をはじめた中学生ごろが使い始めるタイミングとして一般的でしたが、もちろん他の教科においても単語帳を利用するメリットはあります。

たとえば歴史や古文、科学など理科の用語についても、単語帳の活用シーンは多くあるのです。
こうした単語帳の代わりとなってくれるスマホアプリがあります。なにより単語帳は、ひとつひとつの紙片にペンで書き込んで、単語帳を「完成させる」までが大変です。

しかし、スマホアプリであれば、普段使っているスマホで、メッセージを入力するのと同じ要領で単語帳を作ることができます。
このような暗記学習効率化のための単語帳アプリも、勉強に活用しやすいアプリのひとつであるといえます。

4. ビデオ通話で「オンライン家庭教師」

英会話が先駆けて提供しはじめたサービスですが、ビデオ通話を学習に利用するというアイディア自体は、以前からありました。
高速なインターネット回線とビデオカメラ、マイクなどが標準的に搭載されているスマホが世の中に普及したことで、こうした「ビデオ通話」を学習に利用するサービスは大きく発展しました。

今日では、ビデオ通話までをセットにしたアプリの形式で講座を提供しているというサービスもあり、それは英会話に限りません。
いわゆる家庭教師と同様の講座体制で、講師が自宅に来るのではなく、ビデオ通話を利用して生徒と講師が直接授業を行うというアプリが今日では利用できるのです。
家庭教師を家に招くということになると、自宅に講師を招くという意味でスケジュールの調整や、親としては家を掃除したり講師の対応をしたりと、どうしても手間が大きくなってしまいます。
これがビデオ通話の機能で代替されることによって、親も子も手間を削減しながら勉強ができるようになるのです。

子どもに使わせる勉強アプリにはどのようなものがある?まとめ

子どもがスマホを使うことについては、ゲームをしすぎてしまうのではないか、動画ばかり見てしまうのではないか、SNSでトラブルに巻き込まれてしまうのではないかなど、親にとっては心配事も多いものです。

スマホのアプリの中には、子どもの成長や学びを助けてくれるものも多くあります。
スマホという機器の危険性を認識することも重要ですが、適切に活かすためにはどのようなものを利用すればよいのかという視点も、親として大切にする姿勢が重要です。

この記事では、勉強に使うことができるようなスマホアプリの一例を提示しましたが、他にもインターネットやSNS、動画共有サイトなどを通じて勉強や成長に繋げられるサービスを、子どもと一緒に親も学んでいくという態度が望ましいといえます。