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午前10時頃に起床し、支度をして気付けば働いていました。
私はアルバイトを2つ掛け持ちしているのですが、本日(昨日)は某ピザ屋での勤務でした。12時に出勤した私は直ちに厨房へと向かい、淡々と白いピザ生地を捏ねていました。平日にも関わらず客足が多く、暇が嫌いである私の性格もあり、仕事が捗りました。このまま閉店まで純白の生地を可愛がって1日が終わると思っていましたが、ある社員から入社4ヶ月の私に新人の教育を任されました。本日の日記では、「教える」ことの重要性と困難さに関して綴ろうと思います。

以前、ピザ屋の従業員間で誰の部下になりたいかについて話したことがあります。残念ながら私の部下になりたい人は1人もいなかったようで、最も大きな原因は「冷酷さ」でした。表情を変えず淡々と指摘されるのは恐怖そのもので、それに加えて私は顔にピアスをしているので恐怖に追い討ちをかけていると指摘されました。そんな私ですが本日(昨日)、新人教育をすることになりました。主にピザの作り方を伝授し、慎重に物事を進めていきました。「教える」という行為は正しく行えば「成長」につながるのですが、一歩間違えると「衰退」すると私は考えます。そのため、一歩一歩丁寧に指導する必要がありました。ピザ生地の捏ね方、ソースの塗り方、具材の載せ方、切り方…
ピザを作ることなど回数を重ねれば誰でもできるものです。私のやるべきことは上達までの最短の道のりを示すことにあると考えます。「考えろ」「体で覚えろ」と言う人がいますが、何かを覚る際は頭と体の両方を駆使する必要があります。そのため、可能な限り新人にピザ作りを任せ、完成したピザの改善点をできる限り言語化し指摘しました。退勤後に新人が「楽しかった」と呟いていたが、それが私の救いとなりました。決して私が原因でその楽しさが生まれた訳ではないとわかってはいますが、それでも楽しんでもらえたなら感無量です。新人のこれからの成長が楽しみで、私ができることはなんでもしようと思います。

話しは逸れますが、今日(昨日)非常に衝撃を受けたことがあります。アルバイトを終えた後社員と帰路についていた際、女性を男性が駅まで送る光景を目にしました。男性は女性より背が低く、私にはクラスのムードメーカーとは真逆の存在のように見えました。それに対して何か感情を抱くことはなかったが、突然横で歩いていた社員が「あ〜いう奴に幸せになってほしいよな」と言いました。お世辞にも異性に人気があるとは思えな彼は様々な苦労を強いられたと思います。そんな彼に彼女ができて共に夏祭りに行くことができれば、日本が平和であることが証明されるとその社員は言いました。その瞬間、私はその社員がボブ・マーリーに見えました。言葉の真意はわからないが、その考え方に感銘を受けました。

以上が本日(昨日)の振り返りです。こうして振り返ると、1日の中で起こることは非常に沢山あります。自分の言動や行動を客観視することは重要で、私の中で今より更に成長できる兆しが見えています。そして皆様、本日(昨日)はご苦労様でした。本日も1日、昨日より更に楽しい日にしましょう。

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