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なぜ好きな服を着るのか

私は服が好きです。
今月末に某アパレル会社で最終面接を受けます。
迷うことなくアパレル業界に絞って就職活動を行ってきましたが、
服が好きな理由を何度も聞かれました。

 幼少期の私の家庭は裕福とはいえず、家にはパソコンの代わりに父が仕事で使っていたミシンが置いてありました。時間を持て余していた私は父にミシンの使用法を学び、不要な生地を用いてバッグや携帯ケースなどを作っていました。今思えばそこから私の服への情熱が湧き出し、今ではアパレル業界以外考えられません。人間というものは不思議でやりたくない分野では注力できず、大きな成功を掴めないものです。以上のことから、これまでの面接では父の影響と答えていましたが、そもそも我々はなぜ服を着るのでしょうか。肌を覆う必要があるという理由以外にも考えてみました。

1、自己満足
正直、自己満足が大部分を占めるのではないでしょうか。
気軽に買えない服を買うために日々アルバイトをし、その服を買って最高の気分で外へ出かけるのです。アルバイトという苦痛を乗り越えて手にいれた服には愛情が湧きます。しかし、他人からすればその過程を目にすることはないので、服が好きな理由として自分を満足させるためであるといえます。

2、承認欲求
髪の毛を切ったりネイルを変えたりした次の日に他人に気付いて欲しいのと同様に、「その服カッコイイね/カワイイね」と認められたいのです。服が好きな人は一見輝いているように見えますが、自己肯定感が低く承認欲求が強いので、心の中にさまざまな問題を抱えていると考えるのは私だけでしょうか?

3、表現
自己表現です。
私は中国と日本の混血であり、両国とも心の底から愛しています。例えば児島デニムを履くことで日本のものづくりの素晴らしさを表現したり、カンフーシャツを着て中国の文化を表現する場合があります。それは私自身を表現するとともに、両国に愛国心を示しているのかもしれません。

4、理想
誰かが着用していたからという理由で服を購入したことはありますか?
私はあります。
時間が経てばなぜその服を購入したのか忘れることもありますが、我々は理想としている人の服を買うことで理想の自分になりたいのです。何気なく起床し支度をして出かけますが、私たちがクローゼットの中から選択したのは自分自身の理想で、我々は理想を着ている場合もあるのです。

他にも我々が趣味・嗜好に合った服を着る理由はたくさんあります。
最終面接に向けてなぜ服を着るのかという視点から、なぜ服が好きなのかを再度考えてみても良いかもしれませんね。

では皆様、本日も1日ご苦労様でした。

おやすみなさい。

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