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ちょっとズルいCMソングのこと(2022.4)~ゴダイゴ追想


 なんか、最近のCMって、私たち50代にも懐かしい楽曲を使うことが多いような気がしませんか?
 狙ってるんだろ~なぁと、分かってはいるんですが、やっぱ反応しちゃうんですよね😆


 そして、最近激しく記憶を刺激されたのがこのCM


 

 『ガンダーラ』を使ってくるなんて、ちょっと反則ですよねw
 耳に残り過ぎちゃって、つい口ずさんでしまう自分がいます。


 そうしたら、やっぱり ”ゴダイゴ” も聴きたくなっちゃうんですよね💦


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『ガンダーラ』1978.10

作詞:奈良橋陽子(日本語詞:山上路夫)/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:ミッキー吉野

 むう、やはり名曲ですね。
 自分は小学生でしたが、日曜夜8:00からのドラマ「西遊記」をいつも楽しみにしてたので、エンディングテーマとして使われた『ガンダーラ』は子どもながらに忘れられない曲です。

 ただ、 ”ゴダイゴ” の特徴なんですが、英語詞の部分が難しくてですね、うまく歌えないとこもあったんですよね。

In Gandhara Gandhara
They say it was in India

 ♪ ゼイセェ~ イッワジン インディア~♪
 って、なんかカタカナで歌っちゃってましたね。
 ん?、なんでインディアン?なんて思いながらですね…

 ただ、さらに難しかったのは「西遊記」のオープニングテーマだった『モンキー・マジック』の方で、こちらは全部英語だったんですよね。
 だから日本語詞の多い『ガンダーラ』の方が印象が強いのかもしれませんね。

『モンキー・マジック』1978.12

 作詞:奈良橋陽子/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:ミッキー吉野

 これはもう、サビしか歌えませんでしたが、間奏でタケカワユキヒデさんがクモの巣みたいなのを投げるんです。
 そこがカッコよくてですね~、テレビ番組で歌ってる時は、見逃せない場面だったんですよね。
 
 今見てみると、スティーヴの低音コーラスが ”ゴダイゴ” っぽさを生んでたり、意外と、故・浅野孝已さんがギターかき鳴らしてたりしてますね。


 この2曲のヒットで、 ”ゴダイゴ” は大人だけでなく、私たち小学生の間でもすごい人気だったんです。
 1979年の『ユニセフ国際児童年』を記念した協賛歌に起用されたのも、そんな人気をふまえたものだと思います。


「ビューティフル・ネーム」1979.4

英語詞:奈良橋陽子、日本語詞:伊藤アキラ/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:ミッキー吉野

名前 それは燃える生命
ひとつの地球に ひとりずつひとつ

 なんか、よく学校でも歌った気がします。
 素敵な歌詞なんですよね~、今でも憶えてますね。


 そして、さらなる名曲で、 ”ゴダイゴ” 人気は最高潮に高まります。


『銀河鉄道999』1979.7

作詞:奈良橋陽子(日本語詞:山上路夫)/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:ミッキー吉野


 今、万感の思いを込めて汽笛がなる..
 今、万感の思いを込めて汽車が行く..
 一つの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる…
 さらばメーテル、さらば銀河鉄道999
 さらば少年の日…. 
(汽笛)

 「銀河鉄道999」を劇場で観た人であれば、あの、メーテルと鉄郎の別れ、そして、上記の故・城達也さんのナレーション… からの、 この曲のイントロが始まるエンディングに、胸を熱くした記憶が蘇ってくるはずなのです。

さあ行くんだ その顔を上げて
新しい風に 心を洗おう

 やっぱ、いいですね~
 この歌詞に勇気づけられて大人になっていった少年は数知れずなのです。



 そして、「西遊記」の半年後に再び制作された続編、ドラマ「西遊記Ⅱ」のエンディングテーマもやっぱり ”ゴダイゴ” でした。

『ホーリー & ブライト』1979.10

作詞:奈良橋陽子(日本語詞:山上路夫)/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:ミッキー吉野

 『ガンダーラ』が名曲過ぎて、『ホーリー & ブライト』は、地味な印象だったんですが、マイナー調ではなく、こういうメジャー調が ”ゴダイゴ” っぽくて、いい曲なんです。


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 と、「ハコネーゼ」のCMから、つらら~っと ”ゴダイゴ” の名曲たちを思い出しちゃったんですが、並べてみると、『ガンダーラ』から『ホーリー & ブライト』って、ちょうど1年の間のことなんですよね。
 この短期間に、これだけ記憶に残る曲を残した ”ゴダイゴ” って、やっぱすごいバンドだったんです。
 また、シングルのリリース年を調べてると、 ”ゴダイゴ” のことを ”プログレッシブ・バンド” って紹介してる記事もあったので、未だ聴いてないオリジナルアルバムの方も気になったりしてるのです。

 タイトルでは ”ちょっとズルいCMソング” と言いましたが、思い出させてくれた「ハコネーゼ」には感謝なのです。



(関連note)