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ジグソーパズルに見る人の性質の話

 Jigsaw puzzle

 ジグソーパズルとは、一枚の絵や画像などを切り分けて作られたパズルのことで、元々このパズルが木の板を糸鋸で切って作られたことからこの名がついた。1760年頃に、ロンドンの地図職人で技師のジョン・スピルズベリが、子供の教育のためにピースが国の形のジグソーパズルを作ったのが最初と考えられている。


 時間(と場所)があるとジグソーパズルをやりたくなりませんか?

 1000~1500ピースあたりのだったら、けっこう時間がかかって達成感があったりします。


 でも、改めて考えてみると、これは不思議な行為に思えたりもしますね。


 だって、完成した絵や画像を、わざわざバラバラにして、それをまた元に戻そうとするなんて… 



 こういうのを娯楽にするあたり、やっぱり人間ってモノゴトを複雑にしようとする性質を持ってるんだなあと、しみじみ思います。


 娯楽だけでなく、生活の中でも、モノゴトを複雑にしてしまうことってありますよね。

 仕事してるときに、やるべきことは分かっているのに、それに至るまでの行程が複雑だったり、余計なしがらみが邪魔することもしばしば......

 恋愛だって、好きなら好きだけでもいいはずなのに、何かにつけて、複雑な感情やストーリーを加えて、結果、こんがらがってしまったり.....

 (中には、あえて複雑にしようとする人なんかもいたりして......)


 そんな時、自分は、あ~面倒くさいッ!と、感じてしまうことが多いのですが、長ーい目で見れば、そういう遠回りや、困難を乗り越えようとした努力が、自分のプラスになるのかもしれませんね。
 なので、そういうときは、そんな風に、ポジティブに考えながら乗り越えて、あ、乗り越えようとすることにしてます。


 きっと、みんながシンプルに考えるようになって効率的になりすぎると、息苦しい世界になっちゃう気もするんですよね。多分、シンプルさと複雑さのバランスを取っていくことが大事なのかな。


 モノゴトを複雑にされるときは、ジグソーパズルと同様に時間がある時にしてもらいたいと思いながらも、この面倒くさい性質を愛しく思うべきだとも思うのでした。

(☝ この「note」自体が、そういう性質に根差したものであるかも!)


 

 

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