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風を感じる力の話

 9月になり、吹く風の心地よさに秋を感じる今日この頃ですが、私の住んでいるとこからちょっと離れた場所に、ウィンドファームがあったりします。


 並んだ風車がゆっくり回る光景は、なかなか壮観で、こんな巨大な風車を回す「風」の力に、あらためて驚かされるものです。


「風」は、物理学的にいえば、場所による気圧の不均一を解消しようとして発生する空気の流れのことで、気圧が高い方から低い方へと流れ、気圧差が大きいほど強くなるものです。

 また、「風」は目に見えない力であるため、人の心の動きにたとえられることも多くて、流行しているものをあらわす "今風" とか、周りからの批判を "逆風" と表現したりしますよね。

 たしかに....人と人の心の間に「心の風」を感じることがあったりします。

 そして、それは「風」と同じく、気圧(気持ちの圧力)の差によって発生するようで、悲しみで気圧が下がっている人には周りから思いやりの風が吹き、喜びで気圧が上がっている人からは、楽しく暖かな風が吹いてくる気がします。

 まあ、時には、怒りにより気圧が上がりすぎて、周りに暴風を吹き散らす人もいたりするのですが…


 気圧の差が大きくなれば、吹く「心の風」も強くなるもので、それは、きっと「心の風」も気圧の不均一を解消しようするものだからなのでしょう。


 誰だって、風を吹かせることもあれば、受けることもある…

 時には、無意識のうちに風を吹かせてることもあれば

 いつの間にか風を受けてたなんてことも....

 「心の風」も、そんな見えない力だからこそ、自分から吹いている風や、自分に吹いている風に敏感でありたいと思いますね