芸術の匂いを感じたピーター・ガブリエルの『So』(私的名盤)
My Masterpiece
サブスクの音楽サービスのおかげで、久しぶりに再会した「昔、はまった ”アルバム” 」を ”note” していきます。
今回、再会したのは
ピーター・ガブリエルの『So』
ピーター・ガブリエルは、イングランド出身のミュージシャン、シンガーソングライター。
このアルバムも、あの頃、よく聴いたアルバムなのです。
ただ、音楽性云々というより、当時のピーター・ガブリエルがまとっていたアート性に魅かれて聴いていたというのが正しいのです。
元々、ジェネシスの元ボーカリストとして知られるピーター・ガブリエルなんですが、当時の自分は、ピーター・ガブリエルが在籍してた頃のジェネシスを知らなかったので、ピンとはこなかったんですよね~。
ただ、後で知ったのですが、ジェネシスの他のメンバーとピーター・ガブリエルとの方向性の違いから、ピーター・ガブリエルが脱退したという事なんです。
在籍時のガブリエルの様子を見てみると
と、ほぼショッカーの怪人みたいですからね~。
やっぱり、一緒にやっていくのは... 無理だったかな... はい。
まあ、こんな感じのピーター・ガブリエルですから、どこか突き抜けた感があって、ミュージシャンというよりも、パフォーマー的要素が強かったのかもしれません。
そのアート性が色濃く出てるのは、やっぱ当時のPVだと思うんですよね。
「スレッジハンマー」
とにかく、この「スレッジハンマー」がインパクト抜群だったんですよね~。尺八から始まるイントロも「おおぅ」って感じだったし、このPVもすごかったです。
MTVのミュージック・ビデオ・アワードでもベスト・ビデオに選出されるぐらいだったので、CGが熟してない時代の最先端として、かなり前衛的に感じたのです。
「ビッグ・タイム」
「イン・ユア・アイズ」
けっこう、このアルバムからはPVが流れたんですが、いつもビデオに録って観てたな~って感じなのです。
また、このアルバムの「ディス・イズ・ザ・ピクチャー」って曲では、前衛パフォーマーであるローリー・アンダーソンと共作してたりするんですよね。
それも、なんか、「現代アートとのコラボ」みたいに感じて、それだけでも、このアルバムが価値あるもののように感じたのでした。(曲はそれほど前衛的でないにしても...w)
「ディス・イズ・ザ・ピクチャー」
現代アートに興味を持ち始めていた自分にマッチしたんだと思うのですが、そんな時期を思い出させるのが、この『So』だったりするのです。
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ローリー・アンダーソンって独特のポジションにいる現代アーティストだったんですよね~。
「Language Is A Virus」
でも、こういう世界に傾倒していた時期が自分にはあったんですよね。
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