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雨は壊れたピアノ(There is a Song)

『バチェラー・ガール』:稲垣潤一(1985)



 雨って、それほど嫌いじゃないんですよね。

 豪雨で災害になってしまうのは、困りものですが、やっぱり、水っていうのは、なんか身体とつながってる部分があるのかもしれないです。 

 

 静かに降る霧雨のような雨もいいのですが、夕立のように、激しく降る雨も、なんかドラマティックな感じがして好きです。


 激しい雨が降っているときは、停車した車の中で、じっと耳をすませて、ボンネットや天井をたたく雨の音を聞くのが好きだったりします。

 不思議と静かな気持ちになって、物思いにふけるふける。


 その昔、バチェラーガールという、雨の中で失恋する歌があったのですが、その中の歌詞を、いつも思い出します。

 雨は壊れたピアノさ
 舗道の鍵盤をたたくよ
 マイバチェラーガール
 バチェラーガール

 作詞は松本隆さんなんですが、「雨は壊れたピアノさ、舗道の鍵盤をたたくよ」なんて歌詞で、サラっと雨の激しさを表現するなんて素敵すぎるんですよね。









※大雨による被害が出ないことを祈ってます。

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