マガジンのカバー画像

『映像視聴室』

78
私の好きな映像に関する部屋です。映画についてのアレコレはもちろんですが、その他、ドラマやアニメ、昔のミュージック・ビデオ、テレビCMなど、気になる映像を紹介します。
運営しているクリエイター

#音楽

80年代のフュージョン事情(CM蒐集家の部屋)

 自分が中高生の頃、CMは重要な音楽情報源として存在していました。  特に、洋画劇場の合間に流れる、車、洋酒、タバコらのCMには大人が香る格好いいものも多かったのです。  そんなCMには、よく”フュージョン”と呼ばれる音楽が使われていました。  現在ではあまり耳にしなくなった音楽ジャンルなんですが、私が中高生を過ごした80年代には、”フュージョン”の曲やアルバムがヒットチャートを賑わしていたんですよね。  今回は懐かしいCMとともに、自分の聴いてた”フュージョン”の曲を紹

大人の時間はビリー・バンバンの歌声とともに…

 アルコール類のCMについては、いろんな意見があるので、特に度数の高いものになると、流す時間帯や雰囲気等、自主規制の部分も含めて、気を遣いながら制作されているのかな… と思っています。  なんか、そういうお酒のCMって、落ち着いて "大人の時間" っていうのが強調されている感じですよね。  そして、そのCMで流れる曲も、アダルティな雰囲気なんですが、テーマとしては、人生を生きてきた上での ”思い出との時間” が描かれてることが多いような気がします。  例えば、サントリーウ

キャメロン・ディアスが出ていたソフトバンクのCMと音楽と(CM蒐集家の部屋)

The Room of CM-Collector  ソフトバンクのCMといえば、”白戸家” が定番なんですが、”白戸家” の登場前夜、キャメロン・ディアスを起用したCMを展開していたのを憶えてますか?  携帯電話で話しながら歩いてるキャメロン・ディアスのCMなんですが、セリフ等はないまま、楽曲とともに話してる様子だけが映されてるCMなんですよね。  このディアスが素敵でしてね~、けっこう気を惹くCMだったんです。  キャメロン・ディアスの魅力はもちろんですが、使われてる

歌う主人公たち♪(音楽映画じゃないけど主人公が歌ってます。)

Singing hero's  いつも、カテゴリーに悩む、映画と音楽の記事です。  映画を思い出すときには、場面とともに流れる主題歌や劇中歌が一体となって思い出すことがあります。  その中には、映画の中の登場人物たちが歌っているのが印象的なシーンもありますよね。  この『天使にラブソングを』みたいに、音楽が題材になってる映画だったり、そもそもミュージカル映画だったりすれば、登場人物が歌うのはごく自然なことだと思います。  でも、中には、音楽メインの映画じゃないのに、

動く「絵画」たちの魅力(ロトスコープの向こう側に)

living painting  以前、”note” したこともある、SONYのCMは精密に鉛筆デッサンされた北川景子さんが動き出すというものでしたが、これは「ロトスコープ」と呼ばれるアニメーションの手法を応用したものです。 「ロトスコープ」について そもそも「ロトスコープ」は、モデル等を使った実写映像をトレースすることを生かしてアニメーション映像を作り上げる手法です。  アニメーション史の初期から見られる手法ではありますが、実写をわざわざ撮るのであれば、アニメにする

CM蒐集家の部屋【癒し系音楽編】

 The Room of CM-Collector 記憶の残るCMを蒐集して、自分の楽しみ用にまとめています。  CMで流れている音楽との出会いも楽しい出来事ですよね。  ふと耳を澄まして聴いてしまう音楽と出会うこともあったりして...。今回は、そんなインストゥルメンタルの”癒し系の音楽”をテーマに蒐集してみました。 TOYOTA「クレスタ」(狼編)1984 music by ジョージ・ウィンストン *1  このCMで使われたジョージ・ウィンストンの曲は耳に観に残りま