”腸に優しい” 料理を通して、高齢者の方々を手助けしたい。 *smallkitchens作り手:おまつさん*
料理好きな人は、誰もが一度は「もし料理を仕事にできたらなぁ…」と夢見るもの。
でも「自分の料理が通用しないのでは…」「自分でお店を出してお金のやりくりできるのか…」。料理を仕事にするには、たくさんの壁が存在します。
smallkitchensは、そんな料理好きの方々が「料理を仕事に」する "半歩" を後押しする、そんな場です。
そうやって集まったsmallkitchensの作り手の方々は、1人ひとり大切にしているこだわりがあり、個性があり、目指しているゴールがあります。
今回インタビューをしたおまつさんも、その1人です。
「小学生の時から料理が大好きだった」というおまつさんは、友人の声に背中を押されて、料理を仕事にしようと決意します。
「亡くなった姑が茶道の先生をしていて、たくさん良い器を集めていたんです。『これを眠らせて置くのはもったいないなぁ』と思い、その器を使ってお友達にランチをつくるようになりました。
そうしたら、みんなが「おいしいおいしい」と言ってくれて。『そうか…喜んでくれるんだ…』と。『それなら料理も仕事にしてみたいな』と思ったのがきっかけでした。」
smallkitchens作り手のおまつさん
料理を仕事にする決意のきっかけは些細だったものの、おまつさんには料理を通して助けたい人がいました。
それは高齢者の方々。「高齢者の方も、高齢者と一緒にいる方に対しても、食事を通して何か手助けをしたい」と語ります。
その想いの裏には、食事に苦しむ姿ご両親の姿がありました。
「両親とは別々に暮らしていて、忙しいことを理由に両親に食事をつくることがなかなかできていなかったんです。
すると、2人で暮らしていた両親はだんだんと食事が疎かになっていきました。やはり歳を重ねると、料理をすることが大変なんです。なので、市販のお弁当で済ませていたり、料理をする時も栄養バランスを考えていなかったり…。」
子育てもあり、忙しい日々を送っていたおまつさん。その後、母親は亡くなり、父親は介護施設へ。料理を届けるチャンスが訪れることはありませんでした。
「ふたりが元気なうちに料理を届けたかったな…と思いますね」
両親に「料理を届けたい」という自分の気持ちに気づいていながらも、何もできなかったことに対して、後悔を滲ませます。
その想いが原動力となって、現在は整骨院の仕事の傍ら、介護食の勉強や高齢者カフェの手伝いなど、高齢者の方々をサポートする活動をおこなっています。
おまつさんが高齢者の方々に料理を届ける時、大切にしているものは何なのでしょうか?
「年齢を重ねると筋肉が衰えて、だんだんと胃腸が働かなくなってきてしまいます。なので、発酵食をはじめとした『腸に優しい』食事を届けることが大切だと思っています。」
「腸に優しい」食事を届ける。
これが、おまつさんのど真ん中にあるこだわりです。
おまつさんがつくった
「糀、お野菜たっぷりで腸活 極うま 煮込みハンバーグ弁当」
さらに、おまつさんの料理のこだわりは「腸に優しい」だけではありません。
献立には必ず「五味(ごみ)」を取り入れるように意識しているそう。五味とは「甘い」「しょっぱい」「すっぱい」「苦い」「塩辛い」という5つの味のこと。
献立に「五味」を取り入れる理由を伺うと、栄養バランスだけではない、おまつさんらしい想いがありました。
「お腹がいっぱいになるだけではなくて、『舌』でいろんな味に触れることで、満足感につながると思っています。」
「元気に腸活 たっぷりおかずの和洋弁当」
まさに「おなかもこころも満たせたら」というsmallkitchensのコンセプトを体現している松澤さん。
最後に、おまつさんがお客さんに対して抱いている願いは何なのか、伺いました。
「『あぁ、何か今日の夜は調子がいいなぁ』とか、『今日の朝はスッキリ起きれたな…そういえば昨日これ食べたな』 と思ってもらえるような食事。食べている時も美味しいけど、体の調子も良くなるような食事を届けていきたいと思います。」
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