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【イベントレポート】販売70回超え!すもきちを誰よりも知る作り手が振り返る、初めての販売

スモールキッチンズの作り手さんにインタビューをする企画イベント。

その初回としてインタビューしたのは、運営としても関わっている作り手の「hona」さん。

いままでの販売回数は70回を超え、だれよりもすもきちのことを知っているといっても過言ではありません。

そんなhonaさんに、初めての販売のときのことを振り返っていただきました。

献立を考えるコツや彩りのポイントなど、学びが満載です…!

スモールキッチンズの作り手になったきっかけ

honaさんがスモールキッチンズの作り手になったのは2020年の9月。

大学で中国語を専攻し、卒業後に中国で働いていたhonaさん。日本に帰国後、製造メーカーのお仕事を辞めて、次の道を模索していた頃だったそうです。

中国語学科を卒業していて語学を強みにしてきたので、通訳や翻訳のお仕事がいいかなと思っていたのですが、

「自分が1番好きなことってなんだろう?」と考えた時に、食が好きだなと思って。

今からだけど、食に関わる仕事ができたらいいな、って考えていた時に、たまたま、すもきちに出会いました。

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将来的にお店を持ちたいなというよりは、漠然と食に関わりたいという気持ちでした。

でも、自分で場所を借りてやるイメージだったので、すもきちのように店舗が決まっていて料理に専念できる、「こんなところがあるんだ」と思いました。

初めて販売した時の心境

いまでは70回以上もの販売経験を積んでいるhonaさんでも、やはり初めて販売の時は、不安でいっぱいだったそうです。

「自分の作ったものが売れるのだろうか?」という不安はやっぱりありました。大量調理の経験もないし、「販売開始の時間に間に合うんだろうか」とか、「そもそもどうやってお店に入店するんだろう?笑」みたいな感じでした。不安だらけでした。

多くの不安を抱えながらも、持ち前のチャレンジ精神で「やってみよう!」と奮起したhonaさん。頂ビル店(新富町)とうそのたばこ店(浅草橋)で販売し、それぞれ完売することができたそう。

そんなhonaさんが初めて販売された時には、どんなことが大変だったのでしょうか。

調理よりもお弁当の詰め込みが大変でした。「こんなに時間かかるのか…」っていう。笑 調理は何とかなったんですけど、詰め込みの方が大きかったですね。15個詰めるのに1時間以上かかりました。

丁寧にお箸をつかって詰め込みをされていたそうですが、のちのち「手袋やスプーンを使った方が早い!」と気づいたそう。笑

いまでは、1時間で30個以上は詰め込めるようになったそうです。

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↑honaさんが初回の販売でつくった
「野菜たっぷり栄養満点肉団子の甘酢餡弁当」

そこから、70回以上も販売を重ねてきたhonaさん。それでも、数ヶ月ぶりに販売した時には、再び不安な気持ちに襲われたようでした…。

数ヶ月ぶりってだけで、また不安になってました。「大丈夫かな…」みたいな。笑

お弁当の献立を考える時のコツ

これまで70回以上販売してきたhonaさんに一番お聞きしたかったのが、

「どうやって献立を考えているの!?」

ということ。

スモールキッチンズでは、毎回違う献立でお弁当をつくっていただいています。なので、honaさんは70種類以上の献立を考えてきたことに…(すごい)

献立のアイデアの源泉はどこにあるのでしょうか?

販売が決まったら、電車に乗っている時のような空き時間は、ほぼほぼ献立のことを考えています。笑 インスタとかクラシル・クックパッド・デリッシュキッチン…料理系のアプリはすべて入れています。

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まずは徹底的に情報収集をしてアイデアを膨らませているそう。とはいえ、何から手をつけて決めていったらいいのか…と呆然としてしまう方もいらっしゃいます。honaさんは献立の中で、まずは何から決めているのでしょうか?

メインのおかずをまず決めています。それから副菜を決めていきます。全体の品数は特に決めていないですね。メインが手間のかかるものだったら、副菜の数は少なくしています。

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献立を決める過程・プロセスを自分で決めてしまうことで、考えるのが少し楽になるかもしれませんね!

他に、献立を考える時のポイントとして、honaさんは「彩り」をあげます。

試作の時は、彩りをプラスできるように、余分に野菜を用意したりしています。

実際に、最近販売した時の献立を例に、彩りの大切さを教えてくれました。

なんかちょっと寂しいな〜と思って、オクラを乗せてみたんです。それだけで全然印象が変わりました!

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↑Before↑

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↑After↑

確かに、少し緑が加わるだけで、爽やかな印象になります…!

こういうひと工夫が積み重なって、食べるお客さんに気持ちが伝わるのかもしれません。

でも、これまでいろんな献立を考えてきたhonaさんの、一番の得意料理って、何なのでしょうか…?

「得意料理は何ですか?」とよく聞かれるんですけど、いつも答えに困ってしまいます…笑 何だろう?…エスニックが好きかもしれないです。あとは和食かなぁ。…わたしは静岡の漁師町出身で、おばあちゃんのほっこり料理を食べてきたので、それが影響しているかもしません。

これからも、手づくり感が滲み出る暖かいお弁当を楽しみにしています!

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そんなhonaさんは、インスタグラムで「簡単・美味しい・お手軽レシピ」を発信中!

投稿は500を超え、フォロワーは2000人に到達しそうな勢い👀

献立に困った時は、honaさんのインスタグラムを覗いてみてはいかがですか?

honaさんのインスタグラムはこちら

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honaさんのとある販売日の動画を撮影しました!

皆さまに、販売当日のイメージを膨らませていただけるよう、honaさんのとある販売日に密着し、その様子をぎゅぎゅっと3分にまとめた動画をつくりました!ぜひご覧ください😌

◉イベントのアーカイブ動画はこちら


★次回の作り手さんインタビュー

作り手インタビュー【Twitternote】

honaさんへのインタビューに続いての第2弾では、

「maru」さんとしてお弁当を届けていた丸山千里(まるやまちさと)さん

をお招きします。

届けて「いた」ということは……

そう、丸山さんは、昨年の夏頃まで作り手としてお弁当販売をした後に「料理を本業にしたい!」という思いから独立。

現在は「暮らしの感度を高めるクリエイティブプロダクション」のTETOTETO.incのメンバーとして、食領域全般のプロデュース(レシピ作成・スタイリング〜撮影・商品開発)に関わりながら、丸山さん個人としても、自炊をサポートする活動をおこなっています。

「スモールキッチンズでの経験が、料理を本業にする決断の後押しになりました」

そう言ってくださる丸山さんにとって、スモールキッチンズでの経験がいまにどう生きているのか?いまのお仕事はどんな想いから生まれているのか?

半歩を踏み出した丸山さんの”次の一歩”に迫ります。

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▼イベントの詳細はこちら!



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