見出し画像

「調味料」にこだわるのは健康のため。そして、料理を通じて楽しい空間をつくりたい。*small kitchens作り手:ゆきちゃんさん*

料理好きな人は、誰もが一度は「もし料理を仕事にできたらなぁ…」と夢見るもの。

しかし、

「自分の料理が通用しないのでは…」
「自分でお店を出してお金のやりくりできるのか…」。

料理を仕事にするには、たくさんの壁が存在します。

small kitchensは、そんな料理好きの方々が「料理を仕事に」する "半歩" を後押しする、そんな場です。

集まったsmall kitchensの作り手の方々は、1人ひとり大切にしているこだわりがあり、個性があり、目指しているゴールがあります。

今回インタビューした作り手さんは、ゆきちゃんさん。

カジュアルフレンチレストランを経て、現在は調味料づくり・調味料づくりのワークショップを中心に料理に携わっています。

画像1

「調味料づくり」に関心を持った理由

ゆきちゃんさんが「調味料づくり」というニッチな領域に関心を持った理由は、学生時代に食事を疎かにしたことよって体調を崩した経験にありました。

元々、ご両親の料理は添加物をあまり使わない健康的なものでしたが、転勤などがありコンビニ弁当主体の食事へ。

食生活の変化から、気持ち悪さや気怠さが日常的に出るようになり、体調不良が続くようになってしまいます。

「ご飯を食べると、消化が終わるまで胃がムカムカしてしまって。食べることは好きだったので辛かったですね。コンビニ弁当に頼った食生活をして一気に体を壊して、元に戻るまでには時間がかかりました。」

画像2

体調を崩した経験から、健康を保つための料理に関心を持つように。

自宅で手軽につくれて、かつ健康に良いものとして注目したのが「調味料」でした。

「食事改善というと、みなさんオーガニック野菜や有機野菜を思い浮かべると思うんですけれども、現実的には金銭的に難しいじゃないですか。コストがかからず自宅で健康に気を遣うためには、まずは調味料だと思ったんですね。」

修行先で提供していたフランス料理は香りを重視していることもあり、調味料づくりにのめりこんでいくようになります。

調味料づくりのこだわり

調味料づくりのこだわりは、無農薬の食材を使用すること。健康に悩んだ時期を経験したゆきちゃんさんにとって、大切なこだわりです。

あらゆる種類の調味料をつくっている中で、人気の高い「柚子胡椒(ゆずこしょう)」づくりには、あるこだわりがありました。

「12月頃に採れるゆずは黄色じゃないですか。その黄色を生かすために、黄色い唐辛子を使って、黄色い柚子胡椒をつくっています。」

画像3

さらに、市販ではあまり流通しない完熟のゆずを使用。「収穫して1週間までしか香りが出ない」ため、つくるまでのスピードも計算する。

食材の質が大きく影響を与える調味料だからこそ、ゆきちゃんさんが持つ食材の目利きへのこだわりが垣間見えます。

料理を通じてみんなが楽しんでいる空間を見るのが好き

調味料づくりは料理の一部分。ゆきちゃんさんにとって料理をしていて楽しさを感じる瞬間はどんな時なのでしょうか?

「食材選びから料理を始める前まで、その構想を練ることがすごく楽しいです。それから、みんながわいわいしているところを見るのが好きですね。

そこに自分が入るのは好きじゃないんですけど。笑 料理を通じてみんなが楽しんでいる空間をつくれたらいいなぁと思いますね。」

飄々とした語り口のなかにある、料理へのこだわり・想い。4月以降はコロナ影響で行き場を失った食材を直接取り寄せ、small kitchensで料理をしています。

食への愛に溢れるゆきちゃんさんの料理を、是非お召し上がりください。

画像4

◆作り手仲間を募集中です!

small kitchensでは、作り手仲間を募集しています。

「料理を仕事にしたいけど、いきなり店舗は持てない…」
「自分がお店を持つ擬似体験をしたい!」
「想いを込めた料理を届けたい!」

smal kitchensで、料理を仕事にする「半歩」を踏み出しませんか?
以下のサイトからお気軽にご連絡ください!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?