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体育の怖さ=「できる」に固執してしまうこと

 自分は普段体操教室の先生として小学生に指導をしています(まだ学生の分際です)。
技がなかなかできない子にどういうアプローチをかけるのか、日々考える日々です。

今日幼児体育を専門としている先生の講義があったのですが、そこで新たな発見がありました。その先生は、

「技が出来ない子ほど、練習に逸脱してしまう傾向がある」

とおっしゃっていました。自分がうまくいかなかった時に他の人にちょっかいをかけたり、すぐに疲れて辞めたりしまう、ということです。

おそらく、出来なかったことに対して逃避的な行動をとってしまう、ということでしょう。

こういった行動に対して、その先生は
あえて関係のない動きを入れてみることをしたそうです。跳び箱の開脚跳びを指導していて、
跳び箱が終わったらかえる跳び(とびこす動き)で帰るというサーキットの中に
トリ(羽ばたく動き)を取り入れたそうです。
するとうまくいかない子どもたちの表情が明るくなり、活動に意欲的になったとか。
これが絶対に良い行動であるとは言い切れませんが(問題も起こるかも知れない)、良い影響を与える1つの要素にはなり得ていますよね。

技に挑戦するとどうしても出来ることに焦点が行きがち、すると上手な子にとっては楽しいがそうでない子には苦痛なもの。
出来に関わらず楽しめる遊び的な要素
体育には取り入れることも大事だなと思う1日でした。

学校体育のゴールって何なんだろう?ということも時々考えます。考えがまとまったら、また文章にしたいと考えています。

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