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17歳、grade8で退学したダエン@NGOCBB

みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしております。北海道教育大学の松田です。


住み込みを探しにバイクで40分くらいのところにある村で出会った男の子【ダエン】


ダエンについての記事は前にも書いたことがあるのでその記事を見てくださったら嬉しいです。




今いる住み込みスタッフの中で1番最初に出会い、1番長く私たちと過ごしているダエン。


住み込みスタッフの中でも日本語が1番上手です。
先週ぐらいから急に日本語能力がアップし、
日本語で話せる内容が増えました。


以前までは、「いやだ」をよく使っていたのですが、最近は「大丈夫」をよく使っています。


日本人もよく良い意味でも、悪い意味でも「大丈夫」を使っていると思います。
「いりません」の意味で「大丈夫」、「元気です」、「どういたしまして」の意味で「大丈夫」。
「大丈夫」は万能です。
日本人と同じような使いこなしをできているダエンは、賢いと思います。


彼が、自分の知っている単語を頑張って日本語で話す姿を見て、私ももっと頑張らなければと思わせてくれます。



ダエンは何でもできます。


カンボジアで暮らしていると、発展した国、日本からやってきた私達は自分の能力の無さを痛感することがよくあります。



薪割り、火起こし、魚の処理、肉の処理等、主に食に関することなのですが、できないことが多いです。


そんな時、ダエンはいつも率先してやってくれます。
今はインターン生が多いので、チームを分けてご飯作りなどを分担してやっていますが、自分のチームが当番じゃない時もダエンは手伝ってくれます。


住み込みスタッフの中でもお兄さんなダエンは、私達日本人、住み込みの子どもたち、みんなに頼られています。



そんなダエンは、17歳。grade8で学校を退学しています。

日本で17歳は、高校2年生。
ですが、ダエンは中学2年生です。


両親が金融機関からお金を借りていたそうで、借りた分のお金を両親と一緒に稼ぐために学校を退学したそうです。


私たちが彼と出会った時は、牛の餌になる草刈りをずっとしていました。



ダエンは何でもできて、日本語の覚えがとても早いです。
彼が学校に復学し、高校卒業まで繋がれば、草刈りではなく、もっと給料も待遇も良い仕事に就くことができます。


お金を稼ぐために学校を辞めても、きちんと教育を受けていなければ、給料が低い仕事をするしか選択肢がなく、いつまで経ってもお金が貯まりません。


教育の重要性を理解していない彼らが結婚し、自分の子どもが生まれた際、自分の子どもにも同じことを繰り返し、貧困の負の連鎖から抜け出すことができません。


今、私たちが行なっている復学支援、住み込みプロジェクトは、こういった貧困の負の連鎖を断ち切ることもできるプロジェクトです。



来週の9月2日より、住み込みプロジェクトかかるに費用を集めるべくクラウドファンディングに挑戦します。

1人でも多くの方にこの支援を知っていただき、みなさんのできる形での支援のご協力をお願いします。


お金を入れることだけが支援ではなく、
TwitterやFacebookなどのSNSでこの活動をシェアする、
友達や職場の人にこの活動の話をする

こういったことも1つの支援の形だと思っています。

私たちと一緒に支援をしていただけますよう、ご協力をお願い致します!


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