ひらりひとひら、含羞の「は」
初夏の風に、
紫陽花の葉がひらり揺れる。
これからの蒸し暑い季節でも、
そんな涼やかな心持ちでいたい。
先日、テレビの情報番組で、
親子代々受け継がれ、
家族で経営している喫茶店の若主人の方が
インタビューに答えられていた。
「親爺の後を継いで
こうして家族みんなの力で
喫茶店を運営出来て、
良かったとは思っています。」
ここで、ぎょぎょと、
思ってしまうのが僕の悪い癖。
羨ましい位の、
大変良い話ではないかと。
だけど、僕が気になってしまう、
その原因は、「は」であ