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この調べ、ひとひら

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音楽は人生のときどきを記憶し、彩る。
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#葉風弥七

魂にくる、あの歌

徳永英明さんの「レイニーブルー」を ボーカリスト二宮愛さんが You Tubeで披露されている。 …

葉風弥七
2年前
7

珈琲ミュージック、Mr.メトロポリス

寒くて目覚めた朝、 毛布にくるまったまま、 聴いていたあのメロディ。 どんより雲の土曜の午…

葉風弥七
2年前
10

「北斗七星」を聴きながら

「北斗七星」。 伊勢正三さんの、41年前のこのアルバムを 高校生の頃、買った。 「かぐや姫」…

葉風弥七
2年前
5

時代は移ろえど、 変わらないあの場所。

♪「この街には不似合な 時代おくれのこの酒場に 今夜もやって来るのは ちょっと疲れた男たち …

葉風弥七
3年前
8

「君と歩いた青春」の残響

「君と歩いた青春」という唄がある。 45年前に伊勢正三さんが作った名曲。 ♪「君がどうして…

葉風弥七
3年前
7

SundayPark、珈琲とカレーの相性

さだまさしさんのアルバム 『私花集』(アンソロジー)の一曲に 「Sunday Park」がある。 ♫…

葉風弥七
3年前
12

ひらりひとひら、含羞の「は」

初夏の風に、 紫陽花の葉がひらり揺れる。 これからの蒸し暑い季節でも、 そんな涼やかな心持ちでいたい。 先日、テレビの情報番組で、 親子代々受け継がれ、 家族で経営している喫茶店の若主人の方が インタビューに答えられていた。 「親爺の後を継いで こうして家族みんなの力で 喫茶店を運営出来て、 良かったとは思っています。」 ここで、ぎょぎょと、 思ってしまうのが僕の悪い癖。 羨ましい位の、 大変良い話ではないかと。 だけど、僕が気になってしまう、 その原因は、「は」であ

「あなた」

♫「もしも 私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドアーと 部屋に…

葉風弥七
3年前
7

KAORI漂う、ひとひらの音の符

ピアノの透明感のある、 ひとひらの音の符が 綴れ連なり、静かな爽風になる。 その聖なる調べ…

葉風弥七
3年前
12

カセットテープの郷愁、音楽は人生に寄り添う

今日の朝刊で、 カセットテープを発明した、 オランダのルー・オッテンス氏(94)が 逝去され…

葉風弥七
3年前
9

「初秋」、ラブソングが沁みる

学生の頃によく聴いていた、 浜田省吾さんの楽曲を今聴き直すと、 歌詞の内容に、驚くほど心が…

葉風弥七
3年前
6

リリシズムの彼方、心の襞をゆらす音の葉

「高倉健インタヴューズ」 (野地秩嘉著、小学館)の中で 俳優の高倉健さんはこう語ります。 …

葉風弥七
3年前
7

大寒に聴く一枚、静けさを奏でるバリトンギター

寒風が吹き、しんしんと雪が降る、 そんな午後に聴く、 うってつけのアルバムがある。 たった…

葉風弥七
3年前
5

心で奏でる郷愁のメロディ

誰にでもきっとある 自分なりの「郷愁のメロディ」。 幼い頃聴いていた歌、 テレビやラジオで、 あるいはウォークマンやiPodで 何度も聴いた曲、 あの日あのとき、 街で流れていたあの唄。 心の奥底、不動のポジションのメロディ。 その曲を胸の中で流せば 心の襞にそっと触れてくる。 自分だけの記憶と重なり、 自分だけのかおり、テイスト、手触りに、 再び会える。 僕のそのメロディは、 中学生の頃、休日に聴いていた たった一枚のアルバムの曲たち。 当時はCDもインターネット