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父の一周忌で考えたこと

儀式と服装

父の一周忌が無事に終わった。父の兄妹たちと父の友人であり義父母である婚家の家族、弟家族、私の家族。なかなかの人数になった。

息子が黒服着ないって言うと母から苦情。叱ってくれという。いいんじゃないと答える私。弟が気を利かせて?クローゼットから息子の喪服を持ってきてくれて、なんとなく着る流れになった。

ただ白シャツが見つからないし、ネクタイの締め方もわからないということで、結局息子はトレーナーを中に着てダウンコートを脱がずに法事をやり通した。

そのあと、風雨の中で墓まで行って読経と焼香、ホテルの中華で会食。会話ははっきり言って昭和がまだ続いているような内容で公的な場所なら差別問題に発展するようなものばかりだ。

もともと私もこういう付き合いは苦手だけど、息子は初めての体験で全く合わないという結論になった。激しく同意してしまう。

父を偲ぶ気持ちも悼む気持ちもある。だけど、この形で表さなくてもいい。息子の音楽で舞うだけで私なんか充分。

現実問題では来年の三回忌から延々と続いているし、婚家はこれから。それをどう考え、どう付き合っていくか考えてしまう。

どんなに悪い嫁だと言われようと踊りの本番は優先する。通常もメンタルが強ければ法事のみ参加して会食はパス。なんだけど出来るかな。

自分は直葬でいいから墓も要らないけど親や周りの法事にどう付き合うか。苦手だし納得もしていないものとどう向き合うか。

イチイチ突っかかるのもめんどくさいと今までずっとやり過ごして来たけど、拒否感を示した息子が新鮮で改めて法事について考えてしまった。

少なくとも会食はほんとうに集いたい人だけでいいんじゃないか。この地域や家だけの問題で都会や周りの家はもっとあっさりしているのかもしれません。もう世の中は変わっているのかもしれない。

自分だけでしきたりは変えられないから異端者になるしかないので勇気は必要。何しろ高齢者が多い世の中だし不景気だしで臨んでいる方向へ変わっていくんじゃないかと期待している。

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