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常識を超えて辿り着く

常識という名の幻からいかに解き放つか

育った環境というものは、自分の意志ではどうすることも出来ない。理不尽だけど抗うことは不可能な中で子どもは育つ。親の心理状態や家族の営み、地域社会によって子どもの社会は作られている。それは子どもにとって世の中全てで、当たり前の常識になり、普通という名前で認識されていく。

大人になるということは、自分にとっての普通がある1人の人間の育った環境に過ぎないことを気づいていくということだ。
自分の中の常識を超えていくと本当の自分らしさに気づくことが出来る。
考えていた世の中は小さな社会で当たり前だと思っていた理不尽な世界は簡単に壊せるモノだ。

それでも、当たり前やら常識を疑うことは難しい。ましてや世界を壊すなんて大それたことをする勇気はなかなか無い。
一番ラクなのは、人生の通過儀礼に乗って生きる社会を変えてしまうこと。転校、就職、結婚離婚出産。住む場所を変え、職場を変え、環境が変わる時はチャンス。その次にラクなのはとりあえず引っ越す。旅に出る。生きる世界を強引に変えてしまう。最難関は日常生活を続けながら、常識を超えていくこと。
どれを選んでも結局本当の自分の意思に気付いていないと変わらない。違う土地で、職場でまた似たような人に出会い、パターンに出会い、常識に絡め取られていくことになる。

自分にいかに気づけるか

私の場合、世の中の常識、つまり親から教育されたものや地域社会の普通と、自分の幸せがだいぶかけ離れていたので、幼い頃から世の中に絶望しながらも生きることは大好きで苦しんでいた。
この体があることに感謝していて、感覚を味わうことは放棄できなかった。

名誉や地位や所有欲に興味がない。変化することが大好きでチャレンジすることが好き。過去に囚われないし後悔したこともない。
人は大好きだが、基本的に一人が好き。静かな場所で孤独に思考する時間が一日のうち大半を占めると幸せだ。
自分とは真逆のポリシーを持つ社会の中で生きてきたので、共感しない相手の思考を理解することができる。これはなかなか気疲れすることで多人数でいるのが苦手なのはこれに依る。

好きなことで認められようとか稼ごうとは思わない。貨幣経済、資本主義社会は偶々生まれた時代においての常識だから、生命維持に必要十分であればよい。

自分らしく生きるとは美学を見つけること

美しいと思うものについて考える。なぜ美しいと感じるのかに興味がある。生き方、考え、価値観。体現された美しさにも惹かれる。佇まい。品や質とはなんだろうか。
それぞれ人によって正解は違うし、一人の人の中でも変化していくものだと思う。
これが好き、と感じることを大事にしていくのが、私にとって一番大切な生き方らしい。
常にセンサーを張り巡らせ、なぜ今このセンサーが反応したのだろうと分析して好きなこと、もの、人を知り場を出会う機会を増やして生きている。

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