文貴(BUNKI)

文章だけが私に許された唯一の自由 想像力はまるで宇宙のように無限です 煌めく星を旅し…

文貴(BUNKI)

文章だけが私に許された唯一の自由 想像力はまるで宇宙のように無限です 煌めく星を旅しては 失われた星の光を食します 様々な障がいのどれもが先天的なもの 首を括った安らぎと衝動 誰か1人にでも届いてほしい そんな想いで戯事を綴ります 文貴(BUNKI)

最近の記事

空き缶

自転車の荷台に沢山の空き缶を積んで 走っているおじいさんを見たよ あんなにも沢山の空き缶を 見つけられるなんて凄いな あんなにも沢山の空き缶を積んで 自転車を走らせるなんて凄いな ボクもゴミ拾いをするけれど 空き缶は多くても10個くらい ボクは自転車を持っていないから 両手いっぱいになったらもう持てないよ 夏は暑いからフラフラするし 冬は寒いから手がかじかむよ それにボクはたまにゴミ拾いをズル休しちゃう 内緒だよ すごいなぁ 無理しないでね、おじいさん ありがとうご

    • 推し活

      この言葉ができる前から ボクは推し活をしていた 毎週お花を部屋に飾って愛でている 枯れるまで毎日毎日水を変えたり 似合う花瓶を選んだり 枯れた姿も愛したよ 今でも変わらない推し活 他には言葉の推し活 本を読むのが大好きで いつしか辞書が1番好きになっていた 色んな言葉を見つけては 言葉の宇宙で旅をする 今でも変わらない推し活 まだある推し活 自然の中に身を委ねては 一日中自然と戯れる あたたかな光に涼しい風に 木々やお花の匂いに動物の匂い そこで沢山の想像をする たまに動

      • みそっかす

        小さい頃ボクはいつもみそっかす みんなで遊ぶ時はいつでもみそっかす 鬼ごっこをしても捕まらない 走って逃げても追いかけられない でもね、ちゃんとわかっていたよ ボクはバカだからみそっかすなんだって事 ボクはそこには居ない事になっているんだって事 それでも全力で走ったよ 全力で走らないと涙がみんなに見えちゃうから 全力で走って走って 気が付いたらみんな居なくなっていた みんな家に帰っちゃったのかな だから今でもずっとボクはみそっかす ここに居るのに居ない事 みんなはも

        • 恋なのかな

          春に散る姿は美しいとみんな言う だけど秋に散る姿は 誰も目にも映らない 色の無いモノは美しくないのかな? ボクにはわからない 誰にも美しいと言われずに1人散る姿は ボクはとても美しく感じる 切なくて苦しくて美しい 胸がキュンとする これが恋なのかな?

          精神障がい者の戯言

          人間は時間の間で生きている まるで時間の海で漂流するかのように タイムマシーンなんて必要ない 人はいつでも時を超えているのだから 過去の後悔に未来への不安 そんなことで人は自ら苦しみを味わう 過去の喜びに未来への希望 そんなことで人は自ら幸せを食する 五感の全てが時を超える 色づく景色に音に匂いに味にぬくもりに 全てが一瞬で時を超える 喜びも悲しみも後悔も幸せも痛みも苦しみも 全部、全部が今を生きている 未来も全部を連れて生きていく だけれど時に人は時間の海に溺れ

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          「ママー」 「パパー」 これよりも愛くるしい言音を私は知らない それなのに 手の中の小さな画面ばかりをみていて その言音を無視している きっと当たり前になっているのだろう 失ってわかるはもうたくさんだよ 手の中に握るのは小さな手だけにしよう 愛くるしい言音をずっと聴いていられるように 世界中でこれよりも幸せな事はないのだから まあ私にはその言音を聴く事は 一生無いのだけれど

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          わんこはワン にゃんこはニャー すずめはチュンチュン からすはカーカー ぞうはパオーン らいおんはガオー おおかみはワオーン ふくろうはホーホー にんげんは...? お話しているのはみんなおんなじ 鳴き声じゃなくて話し声 ただにんげんには 何を話しているのかわからないだけ おんなじにんげんでも 住んでいる場所が違えば 何を話しているのかわからない でもみんなお話ししているよ だからみんなおんなじ おさかなだってお話しするよ 小さなおはなも 大きなきも あたたかいか

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          失うことは哀しみでも怖さでもなくて ただただ嫌だ それ以外に言葉がみつからない カタチあるものはいつか必ず壊れてしまうから 大切は創りたくない 別れは必ずくるものだから 愛する人は創りたくない どうせ失うのなら最初からいらない どうせ別れがくるのならこちらから離れるよ 哀しみも苦しみもない 怖さも寂しさでもない ただただ嫌だ それ以外の言葉は存在しない

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          人は嘘を言う 愛していると言った同じ口で 人はナイフのように心を傷付ける言葉を言う 綺麗だねと言った同じ口で みんな小さな画面の光ばかりを見ている こんなにも美しい雨が輝いているのに その手の中にあるのは夢や希望であってほしい 無自覚な悪意は人をタベテシマウカラ 情報より想像を 通り魔ばかり蔓延る画面の中に 真実を見つけないで 真実はいつでもあなたの中にちゃんとあるから 真実はあの星の光のように 見えなくてもちゃんとあるんだよ

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          ステンドグラスの真っ白な建物の中で 会った事もない 日頃から感謝もしてない 十字架の意味もわからない そんな神と呼ばれる者に誓う 病める時も健やかなる時も…愛する事を誓う それなのになんで喧嘩したり浮気したり 愛する人に暴力を振るったり 離婚をしてしまうのかな あの誓いはなんだったのかな 誓いってそんな簡単なものだったかな 生まれた子供は選ばなくちゃいけないよ どっちと暮らすか 残酷な選択だな… 自分勝手に欲望のまま性行為をして 自分勝手に神に誓って 自分勝手に子供

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          人間は自然を自分勝手に壊しているのに 自然に人間が壊されるのを怖がっている 戦争をすれば人が死ぬのが分かっているのに 戦争をして人が死ぬと悲しみと憎しみに溺れる よく分からないな 綺麗な花を摘み取るのではなく愛でようね 小さい頃に教えてもらったよ ケンカをしたら暴力ではなくごめんね 小さい頃に教えてもらったよ 自然は愛でるもの 戦争はじゃんけんで決めたら誰も死なないのにな よく分からないな 文貴(BUNKI)

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          美しいの反対は醜いではありません 美しいの反対は可哀想です 本当の美しさに気付けない心が 可哀想なのです 文貴(BUNKI)

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          生きる意味を見失ったあなたへ 生きる意味がわからないあなたへ 消えてしまいたいと思うあなたへ 私たちは生きているのではありません ただ生かされているのです 自然やあらゆる生き物と同様に ただ生かされているのです やがてくる枯れゆく花のように ただ生かされているのです 生きとし生けるもの全てに 必ずくるさよならとおかえり 苦しくて、辛くて、悲しくて、孤独で 自らさよならを告げるのは人間だけ 迎えにくるまでの生かされている間 全ての感情も思考も「観」するだけでいいん

          精神障がい者の戯言

          精神障がい者の戯言

          奇跡なんて私には起きない と、思って生きるのか 毎日が奇跡だ と、思って生きるのか 文貴(BUNKI)

          精神障がい者の戯言

          Cosmo slum

          あんなにも広かった公園が いつしかこんなにも小さくなっていて あんなにも欲しかったおもちゃは 今では目にも映らなくて 車の窓を開けて見る空はとても綺麗で 涙が溢れてしまうから 汚れたガラス越しに見るのがちょうどいい 雑音だらけの街には 音の数だけ人生があって 受け止めきれずに耳を塞いだ TVで流れるニュースには 悲しい事件が溢れてて 冷たい海へと愛する人を沈めた あたたかい人生の末路 助けてを出せない心は 涙が溢れて止まらない お腹が空いたよ おはよう ありがとう

          WORLD PEACE

          大樹が笑う 石ころが泣いている 風が運んできた香りは悪臭がする 美しい花は枯れてゆく 醜い人間は口が臭い 貧困がお金で生まれるのならば お金など無くせば良いのに 争いや戦争 武力で命が奪われるのならば 世界から武力を無くせば良いのに 何に怯えているのだろう 国を守る為の大義名分 国とは国民であり命なはずなのに 涙が止まないのは何故 手にした分だけ自由は失われて 捨てた分だけ自由は生まれる 何も持たなければみんな笑えるのにな 眠いから寝るよ 明日はきっといい日にな