見出し画像

【社会人野球】JR東を年間20試合以上追いかけるオタクの選手紹介⑧

こんばんは、選手紹介企画も残すところあと2回になりました。
今日は主戦格の太田、西田、伊藤投手達に割って入りたい大卒2年目~4年目の投手陣を紹介します。

#11 吉永健太朗投手(日大三高校-早稲田大学)

一人目は皆さんご存知、元甲子園優勝投手の吉永投手です。
吉永投手はここでは書ききれないほどの苦労をされてきました。
不調の渦に陥っていた1年目、秋には野手としてオープン戦出場も経験し、2年目は二刀流としてスタート。
野手としてのプレー中に故障してしまい右肩手術、その後1年間以上の辛いリハビリを経て、3年目の10月にマウンドに戻ってきました。
そして迎えた大卒4年目の今季、春のキャンプから吉永選手独特の綺麗な投球フォームでキャッチボールをしている姿がありました。
シーズンが開幕すると1年目以来の公式戦登板、オープン戦でも快投を披露し、復活を印象付けました。
現在の吉永投手は切れ味抜群のチェンジアップを決め球として操る投球が光ります。
復活を遂げた今年も、試合後には懸命にネットスローなどでの調整を行っており、人一倍の努力で今の状態があるのだと思います。
登板機会はなかったものの、都市対抗野球ではベンチ入りを果たしました。
今後は是非とも大舞台での登板が見てみたいですし、高校時代を知るファンにその勇姿を見せつけてもらいたいです!


#12 平木隆世投手(必由館高校-横浜商科大学)

二人目に紹介する平木投手は大卒3年目のサウスポーです。
投手としての特徴は、細身ながらMAX147キロを誇る速球が最大の武器であり、コントロールには不安があるものの3年目の今季は自身の荒れ球とうまく付き合えている印象があります。
1年目は多くの登板機会を得て、都市対抗予選でも登板しました。
多くの新人投手加入と太田投手ら若手の台頭もあり登板機会が減ってしまった2年目も、8月に行われたJR大会で敢闘賞を受賞する活躍を見せました。
3年目の今季は都市対抗予選前から調子を上げ、ベンチ入りを果たすと3年連続で予選のマウンドに立ちます。
今後は本人も熱望する都市対抗本戦での登板を目指し、日本選手権出場の戦力になってもらいたい!


#14  大出翔一投手(館林高校-白鴎大学)

三人目に紹介する大出投手は、白鴎大で西武の中塚投手らと同期で一年間のリハビリを経て入社した2年目の右腕です。
元々は白鴎大の絶対的エースでしたが、大きな故障で離脱してしまいます。
その大出投手の穴に、ロマン枠とも言える中塚投手がハマったという経緯があります。
現在はオープン戦等でもガンガン投げており、これからの活躍が期待されます。
投手としての魅力はコマンドよく投げ込まれるストレートで、特に左打者の外角にズバッと決まる時は好調だなと感じます。
今後は投球のムラを少なくしていって、大事な試合での登板を任される信頼を得てもらいたいです。


#15 西居建陽投手(和歌山商業高校-中部学院大学)

四人目は貴重な左のサイドスローの西居投手です。
大学時代はドラフト候補にも挙がった好投手でしたが、JR東日本に入社後はポテンシャルを発揮できる投球フォームを模索を続けていました。
そして今季、スリークォーターからサイドスローに変えると大きくハマったのか調子を上げていき、都市対抗本戦でのベンチ入りを掴みとります。
登板機会はなかったものの、今後も左キラーとして地位を確立していけば大舞台での登板機会も巡ってくるはずで、調子を維持していってもらいたいです。


#21  宮本誉士樹投手(鎮西高校-東京農業大学北海道オホーツク)

最後に紹介します宮本投手は186cmと長身ながらサイドスロー気味のフォームからクセ球を投げ込むピッチャーです。
宮本投手の投球は、右打者に迫っていくようなナチュラルシュート系の真っ直ぐとその逆の変化をするスライダーのツーピッチ投球が光ります。
特筆すべきはそのナチュラルシュートの球速で140キロ台から145キロ前後を刻むスピードがあり、サイド気味でその球速は希少価値があると思います。
チームでの立ち位置は、1年目こそ主戦格として期待されたものの若手投手の台頭もあり、今季の公式戦ではベンチ外になることも多かったです。
とはいえ1年目の夏場以降は調子を徐々に上げており、スピードガンを構えるスカウトの姿もありました。
都市対抗本戦では登板機会がなかったもののベンチ入りを果たし、今後の活躍が期待されます。


今回紹介したメンバーは、柱が抜けるであろう来年に向けて今からアピールしてエースを狙ってほしい投手達であり、一人でも多く公式戦の大事な場面を任される地位を確立していってもらいたい!

いいなと思ったら応援しよう!