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言葉のジレンマ
言葉にしなければ伝わらないけれど、
かと言って、
言葉にすれば嘘になっていく。
言葉の鮮度は言い始めがピークであって、
言い訳や説明に絡まって
みるみるうちに鮮度を失い、腐っていく。
愛してると伝えたいが、
愛してるというその言葉が
定型文となって独り立ちし、
軽くなっていくことに耐えられない。
もしかして
愛や真実のない世界に生きているからこそ、
それがバレないように言葉で埋めているのか?
その恐怖心がますます言葉に拍車をかけるのだとしたら、、、、。
私は今も言葉を探しているけれど、
言葉の隙間からこぼれ落ちる魂に悔しさがこみあがる。
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