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言葉を制する

先日、youtubeで、老若男女がイチローに質問している動画を観たのですが、それぞれの質問に対する彼の回答が秀逸で、しばらくの間、見入ってしまいました。

その中で印象的だったのは、小学生の男の子が「どうやったらリレーの選手に選ばれるか?」と質問した時のイチローの答えでした。

「先生に気に入られるか、自分の足を速くするようにするかのどちらか。」

なかなか、興味深い回答ですよね。

「足を速くする」と考える人が圧倒的に多いと思います。しかし、足を速くするためには、身体の使い方やフォームの見直し等、時間を要します。ですので、それ以上にもっと得策なのは「先生に気に入られる」ですね。自分を指名してくれるように先生の注意を自分に向ける方が、足を速くする以上に選手として選ばれる確率は、実は、高い気がします。

周りを巻き込んでいく力、そこには、いろいろな種類の力の意味合いが含まれていると思いますが、その内の代表的な1つは「言葉」ではないでしょうか。

言葉、表現一つを変えるだけでも、大きく印象が変わったり、「言葉」を使う事によって、相手の心を掴むことは可能になります。

知り合いの方で、非常に説得力をお持ちの方がいます。その方は学生の時に、あるスポーツについて小論文を書き、その小論文が大会幹部の方の目にとまり、そのスポーツが上手いわけでもなんでもないにも関わらず、選手に選ばれたという事があったそうです。

「先生に気に入られる」は、正に、如何に言葉を制するか?ですね。

学生であれ、社会人であれ、言葉によって人を動かせるという実例です。

このように、説得力のある人たちの共通部分は「常に考える」

「常に考える」は、当然の事ながら、高い視点からのものになります。

言葉を制するには、自分の中だけで考えているのではなく、いろいろな人の考えを吸収することも必要でしょうし、本を読んだりすることも必要でしょうし、方法はいろいろあると思いますので、自分なりに目標を立てて、常に考える習慣を身につける事をしたいですね。








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