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ウグイス色のキツツキ。

野鳥の中でも、くすんだ黄緑色の鳥が私の好みだ。日本の伝統色のひとつ、鶯色(ウグイス色)の羽を持つ鳥。

他にメジロアオバトもそんな色で、個人的に好きな鳥ランキング上位に入る。

好きな野鳥として以前キツツキを挙げたが、なんとその中で鶯色の者がいるのだ。好きを2つも兼ね備え、さらに日本固有種の野鳥、それは‟アオゲラ”だ。

キツツキの仲間なので、以前書いたオオアカゲラとほぼ生態は同じ。留鳥のため、年がら年中見れる鳥だからうれしい。

お気に入りの森を歩いていて、コツコツと上の方から木をつつく音がする時、それは大抵オオアカゲラアオゲラだ。今回はどっちだ!?

わりと近くから音が聞こえるんだけど姿が見えない。だいたい立ち枯れの木を探せば見つかることが多いので、先に朽ちた木に目星を付けよう。そして静かに耳を音に集中させる。なんとなく目の前の立ち枯れた木の中から聴こえるような・・・。

あまり高くない木。上部を見ると大きな穴が空いている。そこから木くずと共に飛び出てきた鳥。正解は…

アオゲラ!

ラッキーなことに好きなアオゲラをかなり近くで観察できるという二重の幸運。そして、オスだ。頭が大きいし、メスよりも頭の赤色が広範囲なので区別できる。

つがいでいたようで、後からメスも来た。普段はピョーピョーとかケッケッと鳴いているけど、二人で鳴きかわす声はピヨピヨピヨピヨといつもより可愛い。なんて可愛いんだ!

この大きな穴は巣かもしれない。次の繁殖期には子育ての様子が観察できるかもしれないから場所を覚えておこう。

今後こっそりひっそり観察したいと思います。

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