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料理も日本語も難しい

日本語が難しい
問題に「適当なものを選べ」と買いてあるから、テキトーなものを選ぶとバツをもらう。
なんと理不尽なことだろう

青菜もそうだ

野菜は地元の店で採れたて新鮮野菜を買うことにこだわっている。
採れたて、直送、朝採れという言葉に弱いからだ。僕に売り込む時のキラーフレーズとして覚えておいてほしい。

この日も馴染みの店で野菜を買う

午後に行ったせいか、野菜があまり残っていない。
青菜だけポツンと残っていた

「青菜ってどう使うんですか?」
「炒めたり、茹でても美味しいよ」

「チンゲンサイみたいな感じですか?」
「うん、というかチンゲンサイだね。チンゲンサイの小さいの」

チンゲンサイじゃねーか

調べてみたら
昔はカブの葉を青菜と呼んでいて、今はほうれん草、チンゲンサイとか広く言うのだそう

数年後には青菜の概念変わってる可能性もあるな

そもそも青菜のなかに青い野菜が一つもないことに誰も違和感を抱かないのだろうか

緑菜だろ

日本語って本当に難しい

保育園の連絡ノートにしてもそうだ
食べた夕食のメニューを書くのだが、
表現が難しい

素材をもとに
経験とノリと雰囲気で作るので料理名がないことが多い
鶏肉を焼いて、テキトーな野菜を添えた料理はなんと表現したらいいのだろう

有名店のシェフなら「こだわり三元豚の低温焼き季節の野菜を添えて」みたいな小洒落たネーミングの料理名を考えてくれそうなものだが
こだわりなく作った僕の料理はせいぜい「パパの気まぐれ炒め」くらいのネーミングで十分だ

保育ノートに「パパの気まぐれ炒め」と書くのも恥ずかしいので、
鶏肉焼き、野菜炒めと2行書きしてみる

これで満足か先生よ

さて
青菜はどう書こうか
チンゲンサイと書くべきか

日本語って本当に難しい
日本に生まれてよかった

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