『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を読んでみた
こんばちは。
noteを始めたはいいものの、どんな内容を書こうかと悩んでいると、
「読んだ本の感想を書いてみませんか?」
と、note運営さんに勧められたので(←記事作成画面で出てきただけです笑)、言われた通り読んだ本の感想を書いてみたいと思います。
今回は、藤吉豊・小川真理子著『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』という本です。
仕事柄、文章を書く機会が多いのですが、上手く書けないなと悩むことも多く、知人からの勧めもあって読んでみようと思ったものです。
この本の特徴
この本は、文字通り「文章術」について書かれたものですが、古今東西の名著に記された「文章を書くためのコツ」を集め、登場する頻度をもとに重要度をランキング化して紹介する、というものです。
実はあまり読んだことがないのでわかりませんが、この手の「○○術」の本は、えてして著者自身の技法やノウハウを内容とするものが多いのではないかと思います。
そうした一般的な「○○術」と一線を画すると思われる点が、あらゆる著作から、文章を書くためのノウハウを集結させ、ランキングという指標を用いて紹介している点だと思います。
著者自身のノウハウももちろんためになるのですが、人それぞれの癖や感性といったところもあり、合わないこともあると思います。しかし、多くの著者が挙げているものであれば、それだけ自分にも適合する可能性は高いと言えます。
本書には、そうした「数多くの名著者たちがこぞって挙げるノウハウを抽出した」点に、特徴があると思っています。そのため、誰が読んでも、何かしら得られるもの、実践できるものを見つけることができるというわけです。
文章を書く上での「共通認識」
こうした特徴から、この本を読めば、文章を書く人たちが持っている「常識」というか「共通認識」を得ることができたと感じました。
ここに登場する内容はいずれも、「文章は簡潔に」だとか「主語と述語はワンセットに」といった、誰しもが一度は言われたことがあるような事項ではないかと思います。
まさに基本的なポイントでありながら、意外と忘れがちで、でも文章のプロと呼ばれる人たちはきちんと守っているというポイント、つまり「共通認識」が得られる本だと思います。
結局、書かなきゃ意味はない!
ここに書かれていることは、多分、本当に「基本的なポイント」だと思います。
この本は、野球で言えばボールの握り方、バットの構え方とかそういったレベルのことであって、実際にうまくプレーするためには、シャドーピッチングや素振りをするなり、実戦練習として投げ込むなり打席に立つなりする必要があります。
きっと文章も同じで、これらの「基本的なポイント」を踏まえてとにかく書いてみる。何度も何度も書いてみる。
そうして人に見てもらったりして、「ヘタだねーここ」「これはこうすべきじゃない」とか批評されたりして、修正してみたりして。
そうして文章がうまくなっていくんだと思います。
ちなみに、「とにかく書いてみる」という事項も、この本にランクインしています。
実はこのnoteも、自分にとってのシャドーピッチング・素振りの機会を作るために始めたものです。
今後も駄文ばかり書いていきますが、是非お暇な時に読んでいただけると嬉しいです。
「スキ」をくれると、もっと嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続きよろしくお願いします。