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「自分の価値」とは何か Vol.95

先週、港区女子と成功したおじさんたちのパパ活から 
真実の愛にたどり着くには? という 
壮大なファンタージについて書かせてもらいました。

あ、うそ! 
そんなこと書いてない・・・💦

書いたのは、

人っていうのは
・自分で自分を評価できない
・自分の評価を知りたければ、自分から他人に興味を持つしかない
・その他人の視座が低ければ、自分の評価もまた的確にされない

ざっと、こんな話だったね。

今回も、こんな流れで 港区あるある から書いてみようと思う。

キャバ嬢をお寿司に誘った社長Aのおはなし

だいぶ前に、
とある社長Aが、たまたま行った夜のお店で気に入ったキャバ嬢を 
お寿司に誘ったお話

約束の当日、
その社長Aは、嬉しそうに「今日〇〇ちゃんと飯行ってくるわ~」って
俺にメッセージを送ってきた。

何??
その報告必要!?

社長Aの自慢なのか、
嬉しいあまりにその感情を誰かに共有したいのかはさて置き、

「ほえ~ それはよかったね~」って俺は大人の返事をした。

すると、その夜
「〇〇ちゃんは、なめてるわ!!」って怒りのメッセージが俺に届いた。

怒る

話を聞くに、

お寿司の最中は、良い感じだったんだけど、
食べ終えるとその子から同伴をしてほしいと言われて、
気を悪くしたそうだ。
 ※同伴 = 一緒に出勤すること

社長Aの言い分としては、
ただでさえ 高いお寿司をご馳走してるのに、
なんで またお店でお金を取られないといけないんだよ
しかも、独身の俺がわざわざ飯を誘ってあげてるのに!!
ふざけんな!!

まぁ~ こんな具合だ。

前にも話したが、独身社長ってだけで 
生活力があることが魅力となり、
女子の間では価値が高いのは言うまでもない。
社長Aもそう思っているに違いないから、
上から目線で発言してるんだろう
と思う。

とはいえ、そんな好条件で入れ食い状態ならば、 
社長Aのように、40過ぎてまだ独身なわけがない。

経験ある女子なら、何か欠陥があると思われ警戒されるのも 
仕方ないことなんだろうと思う。

その上、男前でもなければ、
話がおもしろいわけでもない

さらに言えば、今回の話のように
「俺が誘ってやってんのに!」って
相手の立場で物事を考えられないオナニストでもあった。

キャバ嬢の立場から考えてみよう

別の角度から、
このキャバ嬢の立場を少しだけ考えてみようかね。

かっこよい女性

普通に考えて、
面食いの社長Aが、このキャバ嬢を気に入るように、
きっとほかの客も気に入る人気な子なんだろうと簡単に想像つく。

となると社長Aは、 
たくさん指名してくれるお客さんの中の一人にすぎない

中には、社長Aよりもっと稼ぐ社長もいるだろうし、
もっとお金を使ってくれるお客さんもいることだろう。
当たり前に同伴してくれる優しい人もいるだろうし、
なんなら、ハイブランドのバッグを買ってくれる人もいるかもしれない。

彼女にとってこの社長A・・・ 
 所詮は雑多の中の一人

高いお寿司とはいえ、誘われたこの若いキャバ嬢は 
自分の稼げる時間を使って 
一回しか会ったことのない
関係性の浅い社長Aと食事をする理屈はどこにあるのか

考えられるのは、
フト客になる可能性があるから、「時間を使って投資している」んだ。ってことだ。

つまり、いやつまらなくても彼女からしたら「ただの仕事」だ

社長Aの勘違いは、
「相手にとっての自分の価値」とは何か
それを考えられていないところにある。

自分の価値とは何か

価値は相手が感じるものだ
こっちが決められない。

食わせているのは、高い寿司なのか、回転すしなのか、
そんなことは関係ない。

たくさんある選択肢のなかで、 
彼女にとって意味ある選択なのかどうか、それだけだ。

はーと


結局、この社長A は 
プレイスタイルをなかなか変えることは出来ず
この件の後も長い間、
伴侶を得られないまま、生きて行くことことになるんだけどね。

この物語は、
人は与えられる価値を見誤ると 
相手の時間を無駄にするばかりか、
自分の時間をも無駄にするという教訓そのもの
だ。

たくさんある中の一人なのか? 唯一無二の存在なのか?
与えられるものは何なのか。
スキルなのか? 愛なのか? お金なのか? 居場所なのか? 

友人にとっての自分の価値とは何か
伴侶にとっての自分の価値
上司にとっての自分の価値
お客様にとっての自分の価値

人間関係は、いつもこの与えらえる価値というものが付きまとうと俺は思っている。

だから、いつも 自分が与えられる価値を考えほしいし、
それを磨いていってほしい。

そうなれば、勘違いしないで済むし、
自分本位にならないで済む。

他人が感じる価値は人それぞれだ。
俺らは、その答えを持っていない。

だからこそ、先週のnoteでも書いたけど
周りの人に興味を持たないといけないんだ。 

他人が感じる価値が何かわかれば、
この社長Aのように、また「同伴かよ~ なめやがって!!」って
いつまでも無駄な努力をしなくて済む。