見出し画像

企業文化定着の施策で起きた失敗 Vol.65

自分が関わっていなければ他人の失敗ってきっと面白いんだろうね~
失敗したことをこのnoteに書くと割と『いいね』が貰えるからね(笑)

そんな流れで今回は5年前に失敗したことについて書きたいと思う。
当時、社内コラムで書いた俺の葛藤も赤裸々にそのまま張り付けるね。
少しばかり恥ずかしいけど・・・💦


経営者の考えを浸透させるワケ

前にも書かせてもらったが、経営者が何を考えているのか分からない会社で従業員として働き続けるのは不安があるだろうと思う。

だから

俺がどういう考え方をしているのか?
何をしたいのか?
どんな人を評価し、どんな人と働きたいのか?

なるべく言語化して、社員の皆と共有するために社内バイブルを作って社員に配ったり、コラムを社内のSNSに投稿し続けたりしてきた。


俺の考え方が良くて正しいから社員に押し付けたいとかではない。

俺が経験してきたことや、失敗から学んだことなどで知り得た「価値の高い人たちのモノゴトと向き合える良い姿」を皆の成長のヒントになれるようシェアしているだけ。

何故なら、価値が高い人たちがやってきた「成長の方程式」はきっと不変的なものがあるはずだからだ。

考え方が行動を作るわけだから若手のうちにそういう考え方を理解し、良いものを取り入れて自分たちの糧にしてもらえれば、きっと成長する人材になると思ってるわけよ。

でも、本にしたり文字にしたりすれば皆が勝手に学んでくれるのかと言えば決してそういうわけではなかった。いくら社長の俺が頑張って発信したところで、初期は読んでくれて理解しようとする人なんてほとんどいなかったように思う。


しまいには幹部に「西田語は理解しずらい」とまで言われる始末だった。

うるせー!!! 
おまえが義務教育を受けなおせ!!!って当時は思った(笑)

画像2




企業文化を定着させるために

企業文化として定着させるにはそれらの言葉を社員の共通言語にしてもらって、そのうえで体現してもらわなければいけないんだよね。

そういった考え方や行動たちが増えてこれば、やがてわが社らしさになって行くだろうと思った。

俺は若手研修と称して入社3年未満の子たちを対象に月1日休日に出社してもらって研修をすることを始めた。

研修会場を借り、外部講師に依頼して客観的に若手たちが理解できるよう 講釈してもらう内容を軸にした。また、業態的にみな同じ場所で仕事をしていないし、わが社には帰社日なるものもないからグループワークなどを通じて、社員同士の交流を作れればいいと思った。

研修参加は必須で、当然手当も出す。

社員の一人一人が成長すれば、それは会社の成長そのものになると思ってのことだったわけだが、残念ながら回を追うごとに欠席者が増えていった。
業務命令であるにもかかわらずだ



・・・・・いや 業務命令だからだ!!

俺はもともと勉強というのは、自発的なものでないと意味がないものだとわかっていた。

やらされる仕事、やらされる宿題が身にならないのは誰でもわかることだからね。分かってたのに当時の俺からしたら、なかなかの予算をかけて始めた研修だから正直「ふざけんな!」って思った。


当時、社内SNSに俺の葛藤を投稿しているから皆さんに共有するね。

タイトルなし


この若手研修に否定的な意見が結構あった。

休日に強制的に研修させられることに起因しているのが大半だ。とはいえ、共通言語を作れたことや社員同士の交流ができたと一定の評価があったのもまた事実だ。社内に投稿した俺の葛藤の通り、社員総会でこの若手研修を今後どうするのか、賛否投票を行った。

結果、継続賛成が過半数だったが俺はこの若手研修を翌年から辞めた。

学びたくないと思っている人いる以上、予算をかけてやる研修が不毛に思えるからだ。子供がやる気もないのに、みんなが行くからって塾に行かせるぐらい不毛だ。

今は通常の2か月間新入社員研修の中に、この若手研修の内容を盛り込んで すれーっと継続することにしたのだ。


PS:
あ、今回のPSはありません 💦 さーせん。