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パラノマサイト FILE23 本所七不思議 #4

どうも、しゅのです。
パラノマサイト#4です。

前回あっさり死んでしまいました。
さてどうしましょう。

お、案内人さんだ。

や、やりなおせるの〜!!?

…ハッ!

殺される直前に時間が巻き戻ったようです。ひとつ確かなのは弓岡に絶対に背中を向けてはいけないこと。そしてやはりこの男の正体を知ることが大切みたいです。興家くん、頑張ってどうにかこいつが誰か思いだせ〜!

と、何度も「思い出す」コマンドを実行しているとついに…

でかした!ついに思い出しました。どうやら、 弓岡は興家くんが勤める会社の会長秘書だったらしい。

興家「一時的なものでいい。撤退を余儀なくさせるには何があればいいだろうか…あっ!あるじゃないか、あれが!」

興家「もうじきここに救急隊が来るぞ!」

弓岡「救急車…?なんと愚かな。こんな夜中に誰もいない場所で変死体と一緒に立っていたら、救急隊から警察にも通報され、事情聴取は免れないでしょうな」

興家「でもおれは葉子さんの側を離れたくない。あんたもこのまま一緒に事情聴取を受けるか?」

弓岡「通報したのは間違いなさそうですね。もういつ到着してもおかしくない…。今は面倒ごとを避けておくべき時。…一旦この場は退きましょう。」

「退きましょう」

興家くんが手に入れた呪いは「自身の前から立ち去ろうとする者を呪い殺せる」というもの。

弓岡「…なっ!?興家彰吾!貴様ッ!」

見てくださいこのやりきった顔を…!

弓岡から得られた滓魂は1%でした。つまり弓岡は呪主ではありません。本所七不思議の呪いが今日の0時に発生したということなので、ほかの呪主たちが今も活動している可能性は充分あります。

ということで、各不思議のゆかりの地を巡ってみることにします。

近いのはこの3か所。とりあえず下から行ってみます。

ここの七不思議は「送り拍子木」。夜廻りが「火の用心」と声をあげて、拍子木を鳴らしながら歩いていると、どこからか同じような拍子木の音が聞こえてくる。しかし、周囲には他に誰もいないという伝承です。

しばらく探索しましたが、特に気になる人物や事象はありませんでした。

ただ、誰かが捨てたであろうライターを拾いました。ポイ捨てはダメだよ!

お次は南割下水通り。ここの七不思議は「消えずの行灯」。冬の夜、この通りを歩いていると、行く手に蕎麦の屋台が出ているが、いつみても主人の姿は見当たらない。なのにその蕎麦屋の行灯には常に灯りが灯っている、という伝承。

辺りを探索していると…

発見!明らかに人外。

うーん…首を斬られたお侍さん?の霊?近づきたくないのはやまやまですが、仕方がないのでもっと近付いてみます。

なに!?この画面にびっくりしたわ。さっきの呪いの力ではなく、誰かに建物内に引っ張られたみたいです。真っ暗闇ですが、そういえばこちらには、先ほど手に入れたライターがありました。

拾っててよかった〜!

謎の男「くそっ失敗か!灯りが少しでもあるとダメなのか!」

引っ張り込んだ犯人か?

興家「誰かいるな!?呪主か!」

呪詛行使…!!

相手の姿は見えないまま倒しました。暗闇と灯りが呪いに関係していたみたいです。「消えずの行灯」の呪主だったんでしょう。滓魂を30%手に入れました。

というかライターがなかったら死んでたな…先に橋に行っててよかった〜!

次の場所です。七不思議は「送り提灯」。夜、法恩寺近くを歩いていると、人もいないのに提灯の灯りが浮かんでいるという伝承。

誰かいる。

男「おおっと、なるほど。そういうことか。ふふっ…これは驚いたね。」

男「よし、君から名乗っていいぞ」

興家「おれは、おき…」

男「おっと!見ず知らずの相手に軽々しく名乗らない方がいいぞ!青年!」

なんでしょう…。面倒そうなのに絡まれました。とりあえず先ほどのように急に襲われることはなさそう。

自分は名乗ってくれるんかい。探偵とのこと。うーん、怪しい。

少し話をすると、探偵は仕事でここに来ていた。そして、七不思議の話も知っているようでした。ただ、提灯らしきものは見ていないよ、とのこと。

探偵「ああそうだ!ところで君!火は持っていないかい?」

興家「タバコでも吸うのか?100円ライターでよければ、ちょうど持ってるけど。」

探偵「おお、なるほど。ありがとう。それなら大丈夫だ。」

ライター以外の火が欲しかったのかな。
探偵とは他に話すこともなく、特に呪主とは関係なさそうだと判断した興家くんはこの場を去ることにしました。残りの場所に向かってみることにします。

#5につづく

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