自分の悩みを他人に話すことについて～相談のススメ～

こころかるたの自分語りシリーズです。
https://note.com/sleepy_suimin/n/nd8609601d728

自分の悩みを人に話すことはありますか？

ありまーす！！！！！信じられないくらいあります。高校生の時とか大学生の時とか大人になってからも……そりゃあもう……

そして私は若者支援を5年、相談支援員を1年、フリーで初めて2年くらい？と人の悩みを聞く事もとても多い生活をしてきました。

そもそも若者支援をはじめたきっかけは、自分の思春期の生きなおしをしたかったから。
なんでその仕事に就いたかは本当に馬鹿げた理由で、いざ入社してみたらとても自分のやりたいこととマッチしていたので契約満了まで勤めていた感じです。

生きなおしとは……私が生きづらい若い子の相談役が出来て、その子が救われたら、あの頃の私もちょっとは救われるんじゃあないの？というもので、少しずるいことをしていました。

でもじゃあ私は大人になるまで、悩みを人に言えなかったのか？それはそんなことないです。
昔からずっと相談してた。それで救われたこともあるし、全然役に立たなかったこともある。

だからせっかく相談してくれたんだから、ちゃんと応えたいと言う気持ちはとてもあります。
だから日々いろんなことにアンテナ張って、色んな価値観、考え方、支援制度なんかを仕入れていく。

でもその中で、自分一人ではどう対応していいか分からないこともあって、それはがんがん相談していました。
同時に相談されることもありました。そうやって相談し相談されることにより、この人は自分の背景とか考え方とかを理解した上で考えてくれるだろうと言うのが感覚でわかり、プライベートのことも相談していました。
もちろん仕事関係にない人でも相談し合う人はよく居ます。

人に相談するって迷惑じゃないの？

ただ、私は自分ばかりが相談するのは申し訳ないとか、このテーマはこの人に聞きたいとかがあるので、分散させているし、相談に乗って貰った分、相談にいつでも乗るよ！という体制でいます。
そう、相談に乗ってる時によく｢この事は私以外の誰かに話したことある？｣と聞きます。そうすると｢迷惑だから、言えない。｣｢心配させるから無理。｣と返ってきます。

私に話せるのは私が｢仕事｣としてやってるから話せるんだろうと思います。あとは、親でも先生でも友達でもない、ちょっと話しやすいお姉さんという立ち位置だから。

私は仕事でもプライベートでも相談されて迷惑だと思ったことはないです。
こっちに余裕があまりにもなかったら、ちょっと今難しいって正直に言います。

じゃあどういう時に迷惑になる？
人によってはこうじゃないでしょうか。
①相談を聞くのが得意じゃない(なんていえばいいか分からない)
②いつも同じことばかり相談して進展がない
③アドバイスしても改善しない、聞いてくれない

でもさぁ、それできてたら悩まなくね？と思うのですよ。
悩みなんてずっと同じところでぐるぐるしてるし、なかなか解決しないから悩みなんです。

じゃあ逆に自分はどういう時なら相談聞いてあげようと思いますか？
①友達が落ち込んでいたり大変な目に遭っていたら
②相談に乗って欲しいと言われたら
③いつも話を聞いてもらっているから

多分これだと思う。私も誰に話を聞いてもらおうって考えた時、｢きちんと話を聞いてくれそうな人｣｢その事に詳しい人｣もしくは｢以前話を聞いてあげたことがある人｣を無意識的に選択すると思います。
だからどんどん人の相談に乗ろう。
辛そうな人に声をかけてあげよう。結局自分のため？別にいいじゃないですか。
誰かの役に立てて、自分も救われるならみんな幸せじゃん。

だから悩みはどんどん言ってしまえ。特に弱音が吐けない男子へ。

いきなり何？という感じですが、男女別で見ると若年女性の自殺未遂率が1番高く、自殺率は大人の男の人が多いです。
実際に死にきるところまでやってしまうのが壮年男性。(もちろんそうじゃない年代、性別もたくさんいます。)
男性は強く生きろと幼い頃から言われて育っています。だから悩みを言うのが恥ずかしいことだと思ったり、自分で解決すべきことだと思ってしまい、どうしようもなくなり、死に至ってしまうケースも。

けれども、相談しようぜ！と無責任にここで終わらせたくない。
言っちゃ悪いけど、多くの男性相談者諸君、相談してきてくれて本当に嬉しいんだけど、
今まで本当に人に言ってこなかったんだね…というのが手に取るようにわかるくらい、自分の本当の悩みが何か分からない、悩んでいることを率直に伝えられない。

つまり、表面的に相談してきたことを聞いても本人の困りごとにダイレクトには届いてない。
話をめちゃくちゃ聞いて聞いて聞きまくって、もしかしてこの人はこの事で悩んでるの？となるんです。

悪いのはあなたじゃない。話させなかった世間です。
相談に繋がるのは女性が多い。普段から相談慣れしているのが分かります。
そうすると、こちらも的確なアドバイスがしやすいのです。
だから今男女の話をしてしまったけれど、性別だけでなく性格の違いもあって、相談しても解決しやすい人としにくい人がいるということが分かります。
つまり、今まで人に話してこなかった人、とにかくまずはノートに書いてみるだけでもいい。
気持ちを吐き出してみましょう。

そして友人など近しい人に話すのが怖い人は、私やある程度話を聞く経験を持っている人に相談してみてください。
彼らや私は、あなたの気持ちを否定したり無理やり考えを押し付けたりしません。

あ、占いとかのエンタメ課金系はハマると危険なので、｢話す練習｣として割り切ってみるのが個人的にオススメです。
占いだけでなく、カウンセラーと名乗る人でもその人の辛さを利用してしょっちゅう相談させようとする人がいますが、そういう人には注意してね。

継続的に話したい時はだいたい何回くらいを目安に話そうと言ってくれる人や、それを提案して拒否しない人がいいと思います。

ということで、私が人に話すことと言うよりも、悩み相談のススメみたいになってしまいましたが、こんな感じです。
次回をお楽しみに。