素直に謝ることについて~「こころかるた」を使った自分語り~

自分語りをします

noteなんて、というか人生なんてそんなもんなんですが、なんとなくyoutubeでダラダラ話すのは顔がまじめになりすぎて編集が辛いので、こちらで書き出すことにしました。今回「こころかるた」というものを利用して自分語りをしていこうと思います。

「こころかるた」ってなに?

こころかるたは「話し相手」と「聴き手」に分かれてプレイするカードゲームです。役割を交代しながらプレイすることで、全員が「話をすること」「話を聴くこと」の両方の力を育てることができると言われています。
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自分の話ばかりして相手の言うことに耳を傾けるのが苦手、相手が話している途中に自分の意見を我慢できずに言ってしまう、自分の意見を言うのが苦手、そういった人たちがコミュニケーションスキルを養え、自分と相手を知ることができるとても療育的なツールでもあります。

このカードゲームは、私が運営に携わっているIt's meの居場所の日にミニゲームとして使えないかなと思い、私物として購入したのですが、初対面の人たちの集まりで話すにはちょっと重いテーマもあり、使いにくいなと思ったので、本来は「聴く」というのも大切な部分なのですが、自分を語るための手段として、このかるたを使わせてもらうことにしました。

50個のお題があり、何枚か適当に引いて、答えられそうなものを1つ選んで話していこうと思います。それでは第1回目、どんなお題を選んだのでしょうか?

「素直に謝ること」についてどう思う?

私はこのお題を見て、twitterの22世紀ジェダイさんのこのツイートが「謝ること」について、とても的確で素晴らしいなと思ったことを思い出しました。

謝ることの目的は、おそらくは、相手から許しを得る事ではなくて、相手に与えた傷を癒すことなのだと思います。https://twitter.com/22_kadokura/status/1257714668732203013
相手の傷を癒したいならば、損をしても何も問題なかったのです。人間関係は取引でも議論でもないのですから、理屈が合わなくても、勝たなくてよいのです。
https://twitter.com/22_kadokura/status/1257714981253963776
私達は子供の頃から(生きることの目的はなるべく得をする事だ)と教え込まれ続けてきた気がします。私達は損を恨み、損に弱くなってしまいました。損をしても何も問題なかったのです。人間関係は取引でも議論でもないのですから。損をしてもいいんです。
https://twitter.com/22_kadokura/status/1257718615953965056

もうこれに尽きるので私から言うことは特にないという感じなんですが、私はこのツイートを読んで、自分は「謝ることによって許してもらい、自分のダメな部分を帳消しにしてもらおう」と思っていたんだなと気付かされました。
つまり、私が謝っても相手が許してくれなかったり、その時は許してもあとで何か言われることに対して「腹が立っていた」んだなと。

私は「許されたくて」謝っているけど、それって「相手を不快にさせた自分」に焦点が向いていて「相手の気持ち」のことは考えていなかった。謝っている最中はそう(相手のことを)思っているかもしれない、でも少しでも「こんなに謝っているのになんで許してくれないの」「なんで謝ったのにいつまでもこのことを言われなきゃいけないの」と思った時点で、相手に寄り添えていないということなんじゃないでしょうか。

また、「この部分については謝るけどこの部分については譲れない」という時もあると思います。よくよく突き詰めると、どちらかが100%悪いだなんていうのは稀なものなのです。

そういった時、私はどうしても「自分の気持ちに嘘をつきたくない」という思いが先行してしまいます。でもこれは、22世紀ジェダイさんのおっしゃる「相手を癒す」ということを忘れているのではないかと思うようになりました。
自分の気持ちを隠して生きてきた人は、その事実に気が付くと「また同じことを繰り返してはいけない!」という気持ちが働いて、より強く「自分の意見を言うこと」に目が向いてしまうような気がします。
今までなぜ気持ちを我慢していたのか、それは相手に嫌われたくない、空気をこれ以上悪くしたくないという思いやり、優しさ、あるいは恐怖からではないでしょうか。

だから「相手の傷を癒す」というのは「相手の言いなりになる」というのと同じではないか、私は一瞬そう考えました。
まず前提として「あなたを支配しようとする人間の傍からは離れたほうがいい」のです。
そう、今話しているのは、私を支配する人間とのやり取りの話ではないんだと。自分が「我慢」しないと維持できない人間関係は、とっくに破綻しているよってこと。

だから、そんな人からは逃げたほうが良い(逃げることができるかはまた別の話になってきますし、そう簡単ではないと思います)その上で、「素直に謝る」の中の素直という部分には「自分を正当化するために思ったことを全て言う」ではなく「相手の傷を癒すための謝罪」という意味を当てはめるならば、それはとても大切なことだな、と思います。


という感じで、1つのお題に対して私の思うことを書いていきたいと思います。
「こころかるた」というマガジン(名称変更の可能性あり)に入れておこうと思いますので、次回の更新をお待ちください!


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