見出し画像

若さとのお別れ

25歳をすぎた頃から、僕はもう若くはないなと思っている。

“もうおっさん(おばさん)だしさ〜”

“アラサーおつ”

周りの同年代、男女ともに、自嘲気味に自分の年齢に言及する人が多い。

20歳の頃だって、もう自分は若くないと言っている連中はいた。(人生の先輩方からしたら笑止千万といったところか)

でも、25歳を越えてからの自嘲は、どことなく実体を伴っているような気分になる。結婚とか、上司になったりとか。大人っぽいイベントも頻発する。人生の分水嶺。

どうなんだろう。

年齢は強制的に重ねられていく。その刻みごとに自分でハードルを設定し、七転八倒する。救いがないな。ポジティブな目標ならまだしも。

さらに考える。

僕がたまに言う“俺ももういい歳だしな。”は、思考停止に近い。現実を見ているようで、実は心の中で逃げている。

この類の常識、こうあるべきという姿は、いろいろと効率よく、無駄に悩まず生きていたい人が作った道しるべに過ぎない。

うまく言葉にできない。でも、この手のモヤモヤは僕の人生にとって邪魔だ。

よって、この文章でもって年齢の道しるべを破壊する。着火。灰になれ。数十年後には俺も灰になる。その時までさよなら。


「スキ」を押して頂いた方は僕が考えた適当おみくじを引けます。凶はでません。