見出し画像

12月は最もつらい時期

私が最も恐れているのは、親と二度と会わないまま、会えない状態になってしまうこと。

親と距離をとっている自分なのに…というか、だからこそ、なのか。

12月は毎年調子を崩す。どうしたって孤独であることを感じざるを得ない。私だけでなく愛着障害を抱えている人にとっては、華やぐ街とは逆行して、重苦しい時期であることが多いと思う。

私は親と会っていると自分が失われてしまうし、それに抗おうとする自分をうまくコントロールできなくて、結果的に親を傷つけてしまうから、会わない選択をしてる。

それでもずっと、親には会いたい。

なぜ会いたいのかはわからないけれど、健康に育った人たちと同じように、むしろそれより強く、親に会いたがっていると思う。

会っても特に心地いいことなんかない。ただ通じないことを繰り返し感じるだけ。

それなのになぜ

カウンセラーさんにも、不思議だと言われている。生育環境から考えると、親に対して怒りが湧いたり憎んだりして、「二度と会いたくない」という言葉が出てくるのが自然なのに、私はそれが出てこない。

未だに自覚していない過去がある可能性が高い。

そんな状態で、会うと悪化するから会わない選択をして、せざるを得なくて、でも会いたくて、会いたいのに会えないのは親のせいなのに、親のせいだと感じられないから、耐えられない私が悪いんだ、自業自得なんだと自分責めの堂々巡りをする。いっそ親を憎めたらいいのに、とさえ考える。

そしてこれを、誰にも共有していないこと。

自分が話す選択をしていないから当然なのだけれど、大きすぎる荷物を抱えて生きていることを誰にも知られていない状況に、打ちのめされそうになる。

どうしたって仕方がない。今は。12月のせいだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?