#38 孤独な闘い
調子がずっと悪くて、特にここ数日、過覚醒が悪化しています。そんななかでYouTubeでおすすめに出てきたこちらの動画を見て、大泣きして、ふっと楽になりました。
「感情のコントロールができなくて苦しい」という問いに対し、「心のマスターになるのはとても難しい」と答える和尚。
何かを得たいと思ったときにやることは、とにかく辞めないこと。あきらめないこと。武道で「黒帯をとりたい」と思うのなら、黒帯をとるまで辞めないこと。
心をコントロールするのはとても難しく、人生をかけて取り組まなければ、到達できるものではない。でも長くかかるからと言って、やる価値のないことではない。
これはカウンセラーさんからも言われていることに通じます。
愛着の問題、複雑性PTSDはものすごく時間がかかる。何年、何十年と。なかでも私は難しい方だと言われています。初めてカウンセリングを受けてから3年が経ちましたが、それでようやく親から離れるという一歩を踏み出したくらい。それが回復までの何割の地点なのかはわからないけれど、でも進んではいる。
「お世話になりすぎて申し訳ない」と言ったこともあります。その時に言われたのは、「そこに申し訳なさは感じなくていい。何よりも寂しいのは、途中で辞めていかれること」でした。
ここ数日の悪化は酷く、病気不安の症状も大きく出て、久しぶりに「実家に帰りたい」とまで思ったんです。あえて親と離れる期間をとろうとしているのに。
この動画をぼーっと聴きながら、あぁ、私どっかで辞めたいと思ってたんだなぁとじわじわと感じ、ぼろぼろ泣きました。そこまで苦しかったんだなぁ。自分と、自分が育ってきた環境と向き合うってことを投げ出したいくらいしんどいんだなぁ。
だけどもやっぱり、黒帯まで辞めないように、私も自分らしく生きられるようになるまで辞めたくない。そう改めて思いました。
本当に孤独な闘いなんですよね。支えてくれるカウンセラーさんも友人もいるけれど、ずっと一緒に居てくれるわけでもないし、すべてをさらけ出せるわけでもないし、全部を任せられるわけでもない。自分の意志で続けていかなければならない。自分一人で耐えなきゃいけない時間も、必ず出てくる。
度々襲ってくる波だけども…もう元のままでいいか、とよぎってしまうほど苦しいです。
でも、やっぱりあきらめたくない。そう思いましたね。
動画のなかで何度も何度も、「辞めないこと」「あきらめないこと」「やる価値がある」と繰り返しおっしゃっていたので、それが聴こえるたびに涙がぼろぼろ落ちてきて。久々に泣きました。
辛かったんだな、と思ったし、辞めたくない、あきらめたくない、と思いました。
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