ママ転職 ネガティブ思考をやめてみる
サンケイリビング新聞社では、キャリアのパーソナル・トレーニング事業を展開しています。対象者は「転職未経験者」に限っています。
しかし、「転職サポート」ではありません。「エージェント」でもありません。納得感を持って今後のキャリアと人生を歩んでもらうためのサポートをする事業です。
初めての転職で何が起こるか?
「何から手をつけたらいいのだろう?」
「転職サービスやエージェントをどう選べばいいのだろう?」
「職務経歴書に何を書けばいいのだろう?」
「そもそも、転職すべきなのだろうか?」
いろんな「?」がありすぎて、とりあえず転職サイトに登録したものの、手をつけずに求人をながめて時間を過ごしている人が、たくさんいます。
サポートをはじめて約1か月。
どんな方たちが、どんな風にトレーニングを受けているのか、こちらで少し事例をお知らせしていきたいと思います。(ご本人の許可はいただいています)
Aさん。大手企業のSE。40代、年長のお子さんがおられます。
お悩み
①業務量が多く、生活の大半が仕事
②家事も育児も中途半端
③子どもが必要としてくれている時期なのに、今の生活でいいの?
④「やる気を持って取り組める仕事か」といえばそうでもない!
と気づいて、転職エージェントに登録。
しかし、自分の強みは何なのか、今のようにテレワーク可能でママにやさしい企業が見つかるか?収入が維持できるのか?
と、考えて活動に踏み出せずにおられました。
お会いしてお話を聞けば、一番の悩みは「お子さんとのコミュニケーション不足」でした。
「あまりに疲れて、子どもに本を読んでやれないことがある」とのこと。
平日に習い事に行かせていたり、通信教育のワークを習慣づけしているママ友と「できていない」自分を比べて落ち込んでしまうのだそうです。
では、ふだんお子さんとどう過ごしておられるかを聞いてみました。
降園時は「今日あったこと」などを話しながら徒歩で帰宅。10分。
夕食は一緒に食べている。
入浴時に「今日嫌だったこと」などを話す。30分。
平日は19:00~22:00まで一緒。
1週間のうち4~5回、希望の本を読んで寝かしつけ。
土日には、習い事をさせている。
…けっこう「できている」こと多くないですか?
むしろ…働くママならしっかり「できている」方ではないですか?
Aさんはご自分で「ネガティブな部分がある」とおっしゃっていました。
できていないことではなく、できていることに目を向ける
対策の取りようがないことは、無視する
ものごとをポジティブにとらえる癖をつける
そう、アドバイスをしました。
現在、Aさんは自社で管理職を目指す道を残しつつ、人生で初めて「職務経歴書」を書きはじめています。
パーソナル・トレーニングでは、モヤモヤの原因となっているものの背景をひとつずつ、ひもとき、対策を一緒に考えていきます。
そもそも、転職を考えたきっかけがなくなれば、転職をする必要はないですし、転職をする理由と優先順位がはっきりすれば、あとは活動を進めていくだけです。
少しでも興味を持ってくださった方は、まずはメールアドレスの登録をお待ちしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?