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『具体と抽象』が使いこなせると、伝え方・教え方が劇的に上手くなり、相手の理解度・行動も抜群に上がると言う話

こんにちは。ゆうです。

今日は、
具体と抽象
を理解したら、
伝え方・教え方が変わって、
人が動いてくれやすくなったという話です。

みなさん、具体と抽象って考えたことありますか?

なんとなく、

具体(的) = わかりやすくて良いもの
抽象(的) = わかりにくくて難しいもの

ざっくりとこんなイメージじゃないですか?

以前の僕も、こんなざっくりしか、
イメージできていませんでした。

具体的の方が、
わかりやすいから、
教えるにも、伝えるにも、
具体的の方がいいこと。

って。

でも、これって、そうじゃなかったんです。

「具体と抽象」をうまく使い分ける。

もっと言うと、

具体と抽象を行き来できる

これが出来ると、
伝え方・教え方が、
めちゃくちゃ上手くなるし、

相手の理解度も行動してくれやすさも、
バツグンに上がります。

今日は、その話をしていきます。

◇◇◇

飲食店の店長をしている僕は、
普段からアルバイトさんの
接客指導を主な仕事としています。

多くのアルバイトさんたちが、
初めてのバイトだったり、
高校生さん、大学生さんと社会経験が少ない子が
中心です。

なので、接客を一から教えるのも
結構ひと苦労します。

以前の僕は、どちらかというと
具体的説明を多く使っていました。

(というより、その頃は、
具体と抽象をあまり意識していませんでした)

・お客様が寒そうにしていたら、
言われる前にエアコン調整するんだよ

・お客様いらっしゃたら、
「空いてるお席へどうぞ」ってご案内するんだよ

・お冷が無くなりそうなタイミングで、
 交換しに行くんだよ。

今思うと、ひたすら具体的な、
細かい指示が多かったです。

僕のお店には、
比較的素直なアルバイトさんが集まるので、
僕の話は素直に聞いて実行してくれようと
してくれていました。

が…。

ある暑い日に、
お客様が汗かきながら、
メニューでパタパタしている中、

アルバイトのYくんに、

「お客様暑そうじゃん。
 いわれる前にエアコン調整してあげなきゃだめじゃん」

って指摘。

すると、Y君は、
「そうなんですか?知らなかったです」

「いやいや、寒そうだったらエアコン調整するでしょ。
 暑そうでも、エアコン調整してあげなくちゃ…」

キョトン…。

店長の僕の具体的な指示が多かったからか、
僕の言ったこと以外の応用が利かずに、
教えられたことはできるけど、
それ以外を考えられない。

って、状態になってしまっていました。

そう。

具体的って、わかりやすいけど、ほかの事例に応用が利きにくい。

このままいくと、

暑いときは、こうして、
寒いときは、こうして、
25度の時はこうして…。

永遠と具体例を教え続けなければ、
色々な仕事ができるようになりません。

一方で、
入社打ち合わせの時にこんな話もしています。

僕「お客様が喜んでいただけることをするんだよ」
バイト「ハイ解りました!」

でも、実際現場に入ると、
自主的にお客様が喜ぶことはできない。

まさに、話が抽象的すぎるから
何をするとお客様が喜ぶのかわからない。


そう。
具体と抽象を理解していないと、
こんな風にわかりずらいんです。

具体が分かりやすいわけではないんです。

ここで、出てくるのが、

具体と抽象の行き来

そう、具体と抽象は、
使い分けて、行ったり来たりすると、
一気にわかりやすくなります。

例えば、
最初に、
「お客様が喜ぶことをするのが、私たちの仕事です」(抽象)

「例でいうと、
 ・お客様が寒そうにしていたら、エアコン調整してあげたり
  ブランケット持っていきましょう
 ・段差があったら、お荷物大丈夫ですか?ってお手伝いさしあげましょう
 ・お客様が快適なお席の状態にリセットしてからご案内しましょう」(具体)

「こちらが先に気づいて、お客様に親切にして差し上げれば、
 お客様はとっても喜んでくれます」(抽象)

こんな風に、

抽象的 → 具体的 → 抽象的

を、往復しながら話を進めていくと、
アルバイトさんたちがすごく理解してくれるように
なりました。

話の合間にも、
「ちょっと抽象的に言うと、
 ○○って言うことだよ」
「具体例では、△△や□□があるね」

とか、
バイト「サラダを早く作れるようにします」
僕「具体的にはどうするの??」
バイト「じゃあ、早めに作るのに取り掛かります」

こんな感じで、
具体と抽象。をうまく分けて、
話をできるようになったら、
アルバイトさんの理解度も上がり、
行動力も上がりました。

今では、
「具体的には○○」
「抽象的に言うと△△」

の枕詞をつけながら、話をしています。

この、
「具体と抽象」

の概念は、

文章を書く時も同じ
話をするときも同じ。

行き来できると、
とってもわかりやすい文章・話になります。

そして、頭の中をこのカテゴリーに
分けながら思考すると
頭が整理され、
しかも頭がよくなっていきます。

具体例を抽象的にとらえて、それを具体に落とせる人は、

色々と応用が利く人

ビジネスでも、
プライベートでも、

同じように考えることができますね。


以前分析した、長文ポストにおける具体と抽象の話はこちら
↓↓


今日は、
具体と抽象を使いこなせば、
教え方、伝え方が上手くなるっていう話でした。

具体と抽象の話は、
動画でもわかるように解説しているので、
興味ある人は、「スキ」しておいてください♡

反応あれば、公開しようかな??

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