【最新情報】LGBTQ住宅ローン
こんにちは!
今年に入ってからLGBTQの方々向けの住宅ローンを取り扱う金融機関が増えてきています。
今回は住宅ローンについて書きました。
目次
・住宅ローンについて
・以前の住宅ローン
・2021年になってから始めた銀行
・住宅ローンについて
住宅ローンは、新築・中古を問わず、自分が住む住宅(戸建て・マンション)の購入資金として借りられる金融商品です。
土地から購入して、建物を建てるケースでもOKです。
裏を返せば、事業用の建物や賃貸用の不動産は住宅ローンを利用することはできません。
住宅ローンには複数の組み方があります。
①単独でローンを組む
お金を借りる人が1人ということです。収入を1人分しか見てくれないので、借入金額は少なくなりますが、万が一があっても収入のあるパートナーがいれば安心です。
②パートナー2人でローンを組む
この場合はさらにローンの組み方が2つに分かれます。
一つ目はペアローンという方法です。
これはひとつの物件に対してパートナーそれぞれが1件ずつ、計2件の住宅ローンを契約し、パートナーが互いに連帯保証人になるケースです。
メリット
お互いがローンを組んでいるため、住宅ローン控除が2人とも受けれます。万が一亡くなった時に亡くなった方のローンを完済する団体信用生命保険の加入も可能です。
デメリット
ローンを組む際の諸経費が割高になるという点があります。
二つ目が収入合算させる方法です。
片方のパートナーがお金を借りて、もう片方が連帯債務者や連帯保証人になるローンの組み方です。
メリット
借入可能額を増やせる場合があることが挙げられます。収入合算できる金額は、金融機関や商品、借入条件などによって異なり、収入合算者の収入の全額、収入の50%までなどと定められています。
また諸経費を抑えることができます。
デメリット
お金を借りなかったパートナーは住宅ローン控除が受けれません。
・以前の住宅ローン
2017年にみずほ銀行がLGBTQの方も対象にした住宅ローンの商品改定を行いました。
それまではペアローンや収入合算の方法の住宅ローンは異性間の夫婦でしかできませんでした。
みずほ銀行をきっかけにLGBTQの方も対象にした住宅ローンを取り扱う金融機関も増えてきました。
・2021年になってから始めた銀行
今年に入ってからLGBTQの方を対象にした住宅ローンを取り扱い始めた銀行がいくつかあります。
①広島銀行
2021年3月22日より始まりました。必要書類はパートナーシップ証明書or合意契約書+任意後見契約書になっております。
収入合算の方法により借り入れが可能となっております。
https://www.hirogin.co.jp/ir/news/paper/news210319-1.pdf
②京都信用金庫
2021年4月5日より始まりました。必要書類としてはパートナーシップ証明書が必要になります。
ペアローンの方法により借り入れが可能にております。
③富山銀行
2021年4月19日より始まりました。必要書類はパートナーシップ証明書又は誓約書になります。
収入合算の方法により借り入れが可能になっております。
https://www.toyamabank.co.jp/pages/news/2021/20210414.pdf
④auじふん銀行
2021年4月23日より始まりました。必要書類としては合意契約書+任意後見契約書になります。ただし、渋谷区発行のパートナーシップ証明書又は港区発行のマリアージュカードがある場合は不要となります。
ペアローンや収入合算の方法により借り入れが可能になっております。
https://www.jibunbank.co.jp/corporate/news/2021/pdf/news_20210419_01.pdf
⑤浜松いわた信用金庫
2021年5月6日より始まりました。必要書類はパートナーシップ証明書になります。
収入合算の方法により借り入れを行うことができます。
⑥長野銀行
2021年5月10日より始まります。必要書類はパートナーシップ証明書or合意契約書+任意後見契約書になります。
収入合算の方法により借り入れを行うことができます。
https://www.naganobank.co.jp/uploaded/attachment/6744.pdf
このようにLGBTQの方々を対象にした住宅ローンを取り扱っている金融機関は増え続けています。
私も合意契約書や任意後見契約書の作成も行っております。不動産の名義変更のご依頼を頂いた場合は合意契約書の作成費用は無料で行っております。
お気軽にご相談下さい!
https://skyocean0701.wixsite.com/nakayama
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