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【フィールドサクセスインタビュー】徹底的な“現場目線”で、プロダクト導入を支援。お客様の笑顔を間近で見られる仕事の魅力

スカイマティクスのプロダクトをご活用いただくお客様は、建設・土木・林業・農業など「現場仕事」に携わる方々。アナログ作業も多く肉体的にも負荷の高い業務を、DXによって支援したい。社員の誰もが、そんな強い思いを胸にサービスを提供しています。

その中でも特に“現場目線”を持ってお客様をサポートするのが「フィールドサクセス」の役割です。

今回は、建設コンサルタントから転身して2022年6月に入社し、現在フィールドサクセス担当として活躍中の野中さんにインタビュー。「測量経験を活かしつつ、より現場に深く入り込んだ支援をできるのがやりがい」と語る野中さんに、入社の決め手や仕事の面白さを聞きました。

「一次産業の「現場」に携わる人たちを支えたい」と建設コンサルタントから転身

——前職ではどんな仕事をされていたのでしょうか?

新卒で入社したのは、空間情報の調査などを通じて、官民問わず国土開発を支援する建設コンサルティング企業でした。最初の2年間は、複数の部署で建設や工事の際に必要な測量・解析から、東日本大震災の被災地で放射線量を確認する事後モニタリングまで、さまざまな事業領域の支援に携わりました。

3年目で異動したのが、林業の支援を行う部署です。そこでは、森林や山に生えている樹木の量や種類をレーザーで測量し、環境保全に活かすための解析などを担当しました。

林業支援は、学生時代に森林資源科学を専攻していたこともあり、ずっとやりたかった領域で。実務を通して、改めて「この道をキャリアの軸にしたい」と再認識しましたね。

——もともと学生時代から林業に興味があったんですね。きっかけを知りたいです。

小さい頃から畑や山に囲まれた土地で育ち、自然と触れる機会が多かったことが影響しているかもしれません。今でも、9歳の甥っ子と遊ぶときはついつい同じ目線で虫取りに熱中してしまいます(笑)。「いつまでも緑の中で暮らしていきたい」という思いが、昔から人一倍強いんですよね。

そんな個人の視点に加えて、最近ではSDGsの重要性が広く知られるようにもなりました。森林破壊や気候変動などの環境問題に自分自身も向き合い、生まれ育った豊かな緑を守りたいと思ったんです。

——念願の林業支援に携われたにもかかわらず、なぜ転職を考えたのでしょうか?

林業の現場に携わる方を、より直接的に支援したいと考えたからです。

当時は、行政向けに専門的な報告書を作成するのが主な担当業務で。提供したデータや解析結果がどんなふうに役に立っているのか、なかなか見えづらかったのが正直なところです。「はたして、林業の現場で頑張っている方々の力になれているのだろうか」と、いつも葛藤がありました。

とはいえ転職経験もなかったので、建設コンサルタント出身者の次のキャリアにどんな選択肢があるのか知ろうと、まずはエージェントに登録してみることに。そこで出会ったのがスカイマティクスです。

「フィールドサクセス」という職種にはなじみがありませんでしたが、現場に最も近いポジションで直接お客様に貢献できるという点に惹かれました。『くみき』をはじめとしたプロダクト群によって、林業はもちろん、広い意味で一次産業を応援できると思い、入社を決めたんです。

測量現場の状況を把握し課題解決につなげる、フィールドサクセスという仕事の醍醐味とは

——フィールドサクセスとは、実際にどんな仕事をするのでしょうか?

導入直後からお客様にプロダクトをスムーズに活用いただけるよう、現場であらゆる支援を行っています。

フィールドサクセスはカスタマーサクセスグループ内の一職種ですが、役割としての「カスタマーサクセス」との違いは、徹底的な現場目線でのプロダクト活用サポートをするという点にあります。

『くみき』は、現場の地形データを作成するためにドローンによる画像撮影が必要なプロダクトですが、撮影対象が自然なので、画像の質は天候やドローンの撮影位置に左右されがちなんですよ。いざ問題が発生した際、打合せだけではうまくいかない要因がわからないことも多くて。

そこで、フィールドサクセスの出番です。現場の状況を見極め、風が強い立地や撮影の難易度が高い急斜面などにも対応できるように、ドローンの飛ばし方などを具体的にアドバイスしながら、問題解決に導いていきます。

スカイマティクスの全ポジションの中でも特に多く現場へ足を運び、お客様が直面している困りごとを解消するのが、フィールドサクセスの重要な業務なんです。

——セールスとCSの中間に位置するようなポジションなんですね。

まさにそうですね。ご契約いただいたお客様にはフィールドサクセスがしっかりと現場での導入支援を行い、カスタマーサクセスがその後の活用をフォローする。もちろん完全な縦割りではなく常に協業しながらお客様を支援していますが、主にはこういったすみ分けになっています。

結局、プロダクトがお客様の業務にとって役に立たなければ意味がありません。より良く活用してもらうためにも、現場の課題をリアルに理解することは必要不可欠なんです。

現場に出向くフィールドサクセスは、ものすごく責任のある仕事を任せてもらっているなと感じます。プレッシャーもありますが、お客様から直接「ありがとう」の言葉をもらえるのが、このポジションの最大の魅力ですね。

——入社後、特に嬉しかった仕事のエピソードはありますか?

印象的だったのは、「うまく画像が取得できない」とクレーム気味だったお客様の対応をしたときです。終わりには「相談できてよかった」と、笑顔でおっしゃっていただけたのは嬉しかったですね。

その際は、地形データの作成がうまくいかないとのことで、撮影画像やプロダクトの画面を見せてもらいながら現場の状況を詳しくヒアリングしていきました。問題が生じた原因を突き止めるためにも、前職で培った測量の知識を活かしつつ、お客様のお話を徹底的にお聞きするようにしています。

スカイマティクスで仕事を始めてから、周りの人の「笑顔」に触れられる機会が増えたなと感じます。目の前のお客様が喜んでくださる瞬間に立ち会いたいと思って転職したので、毎日がすごく楽しいですね。

社会を支えるプロフェッショナルを黒子として支え、お客様も自分たちも笑顔に

——野中さんの今後の目標について教えてください。

プロダクトを通じて、現場の課題を解決し続けたいです。日本では今、DXの重要性が叫ばれていますよね。ですが、林業をはじめ、建設や農業の現場に携わっている人たちからは「難しいもの」と敬遠されてしまうことも少なくありません。

だからこそ「このプロダクトを使ってください!」と押し付けるのではなく、「プロダクトを使うと、今の仕事がこんなふうに便利になります」と、お客様の課題を解決するスタンスで寄り添いたいと思っています。

私たちの生活があるのは、一次産業に携わる方がいるからこそ。野菜を育ててくれている農家さんや、土地の測量をしたり重機を動かしたりして建設物をつくってくれる建設会社の人たち、木を伐採して森林管理をしてくれている人たち……現場で活躍する、あらゆる人たちを応援できる仕事に携われているという自負があります。

スカイマティクスが掲げる「社会を黒子として支えるひとを、その黒子としてテクノロジーで支える」を、フィールドサクセスとしてまさに体現していきたいですね。

——フィールドサクセスが提供できる価値や可能性は、本当に大きいですね。

もっとお役に立てるように、日々レベルアップもしていかなければいけません。測量の現場では、専門的な知識やスキルが求められます。プロフェッショナルであるお客様を支えるためには、私たち自身がプロダクトのことだけではなく現場の業務を理解することが必要不可欠です。

そのためにも、建設コンサルタントの経験を活かして、ドローンの仕様や測量に関するノウハウの共有やチームメンバーへの助言もできたらと考えています。

——頼もしい言葉ですね。最後に、どんな方がフィールドサクセスとしてご活躍いただけそうだと思いますか?

現場で起こっていること、自分の目で見たことにもとづいて課題解決を行い、ダイレクトに貢献を実感できる仕事がしたいと考えている人でしょうか。大げさな表現ではなく、日本全国のあらゆるユーザーの方々を支えられる仕事なんです。

自分が仕事を楽しみながら、お客様も幸せにできる。測量という専門知識を活かしつつ目の前にいる人たちの力になりたいと考えていたら、絶対に楽しめる環境だと思います。

取材協力:CASTER BIZ recruiting

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