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1999年のインターネット
はじめに
2月の上旬にこんな記事が投稿されて
「男女平等を実現したいのであれば、今の日本では『フェミニズム』って言葉を使わないほうがいいように思うんですよね」
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア / 世界各国に広がるニュースサイト (@HuffPostJapan) February 7, 2020
新企画「 #私たちのフェミニズム 」をみんなで語ろう。
第1回は、ネット匿名掲示板「2ちゃんねる」の生みの親、ひろゆきさんに聞きました。 https://t.co/iE5fh2WZHZ
この記事の中の
西村:「2ちゃんねる」は性別登録が必要ないようにしてましたし、運営にあたり性別を意識するってことは特になかったですね。ていうか、初期のインターネットって男性ユーザーが圧倒的に多かったんです。
という発言から、女性もいたけど女性と表明できるような環境ではなかっただけだ!(意訳)などと喧々諤々盛り上がった後、某みかんの話題にすべてを持っていかれてしまいました。
正直なところ旬はとうの昔に過ぎてしまった話題だけど、インターネット老人会に片足突っ込んでる自分としてはスルーしてしまうのはもったいないので、2chが開設された1999年前後のPCやインターネット環境について記憶の糸をたどってみようと思います。
どんなPCをつかってた?
CPU:Pentium2世代 300~500MHz
Mem:64MB
HDD:10GB
光学ドライブ:CD-RW
OS:Window95~98の移行期
だいたいこんな感じの世代だと記憶してます。
ちなみに前年の1998年はWindows98のリリース、驚異のオーバークロック耐性を誇ったMendocino Celeron300A(定格300MHzからなんと1.5倍の450MHz)発売がされています。また、翌年の2000年にはWindowsME/2000のリリース、AMDのCPU Athlonシリーズが初の1GHz到達など大きなイベントがあったため、1999年は谷間の年だった印象が残っています。
あ、NVDIAから初代GeForce「GeForce256」が発売されたのが1999年だそうです。
インターネット環境は?
これもまた夜明け前、という感じです。電話回線(アナログ56Kbps、ISDN64Kbps)でダイヤルアップ接続です。接続に電話代がかかるので、皆テレホーダイ(※)に加入し睡眠時間を削ってインターネットに接続していました。
※テレホーダイ…23時から翌8時までの間、市内の指定した番号に対して定額で電話が掛けられるサービス。
みんな大好きテレホマン
翌2000年からISDNによる定額接続サービスであるフレッツISDN、東京めたりっく通信による商用ADSLサービス開始など常時接続の流れが始まります。2001年からあの悪名高いYahoo! BBがADSLサービスを開始し、周囲にゴタゴタを振りまきながら高速接続の流れを加速させていきます。
WEB環境は?
2ちゃんねる以前のweb環境はといえば、個人がそれぞれWebサイトを開設していてそのサイトに設置されているレンタル掲示板やチャットサービスでコミュニケーションをとっていました(阿部寛のホームページをみんなが運営してたと思っていただければ正しいと思います…)。また、ジャンルを開拓するときはgoogle等検索サービスを利用するのではなく、個人サイトに設置されたリンク集などをたどっていく友達の輪方式がメインでした。
2ちゃんねるは?
冒頭の2ch黎明期に女性がいたかどうかについてですが、正直これらのPC・インターネット環境からインターネット自体が男社会であり女性の割合は相当少なかったとおもっています。(今の5chはただのインターネットスラム街という感じですが、開設当初はアングラ色が強かったのでなおさらです)
2000年以降になってPCの価格が10万円を割りインターネット常時接続環境が整い、一家に一台インターネット接続ができるPCが普及してくるのでその流れでインターネットを嗜む女性も増えてきたのかな?という印象があります。
インターネットが極度の男社会であり、女性を騙り男を釣ったり姫プレイをするネカマ行為が横行していたため女性に対して不信感が強く残っていました。また2ちゃんねるの風潮として自分語りが極度に嫌われるというのがあったため「私女だけど…」なんて言い出したら秒で荒らし扱いされたので、それが女性が排斥されたと感じたのかなと思います。
長くなってしまったのでここまでに
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