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ジャニフェスを観たオタクの断末魔

2021年12月30日に東京ドームで開催された「Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~」。
ジャニーズ事務所所属の14グループ78人のアーティストが出演しました。

総合演出は嵐のコンサートの演出を担当していた、松本潤。

2022年1月2日18時から、ジャニーズネットオンラインで配信が開始されました。
そこで、この衝撃を残しておきたい。


ジャニフェスで推しが増えそう

そもそも、アルバムを引っさげたコンサートではないジャニフェス。

嵐のコンサートは、アルバムをテーマにしたツアーや、ファンのリクエストに応えるツアーなど、いつもテーマを提示してくれていた。

ジャニフェスはどうやってコンサートを作るのか。
設定されたテーマは何だったのか。


「ジャニーズファミリーの宣伝」


これだと思います。

敷衍すると、「推しグループを餌にして、他グループのファンにもさせよう」っていうコンサートです。


序盤は、各グループの名刺代わりともいえる曲を披露していきます。

その中で、メンバーが抜かれるたびに、グループ名と個人名の字幕が出る、NHKの「ザ・少年倶楽部」システムを配信ではとっていました。

「見たことあるわ」から「顔と名前は知ってる」に引き上げようとしてる。恐ろしい。


オープニング以降でも、表題曲をフルサイズで披露したり2番を聞かせたり、「知っている曲の違う顔」を見せる演出。

王道アイドルソングの後に雰囲気の違う大人なナンバーを選曲。

オタクがギャップに弱いの熟知されてる?


また、なにわ男子の「初心LOVE」を披露する前にも、

大倉くんの「2021年に新たに加わった僕らの可愛い後輩を紹介したいと思います。」という振りや、
一人一人の顔と名前、グループ名が丁寧に紹介されていくVTR。

Jr.に明るくないデビュー組のファンも多い中、しっかり後輩を宣伝。


ジャニーズの先輩からの愛

なにわ男子の「初心LOVE」に関連して、少し寄り道をしたいんですが、

松本さんってすごく優しい人なんです。(唐突)


わかりやすく手を貸したりというよりは、
隣に来たらポンっと背中を押してあげる。そこから先は自分で歩きなよ。
っていう優しさなんです。

2021年12月30日放送の「櫻井・有吉THE夜会」のゲストとして出演したときも、準会員の深澤辰哉さん(SnowMan)について

たくさんの人が見るテレビ、特に嵐ファンが見ている回で
バラエティーでは明るみにならないアイドルとしての深澤さんの魅力が凄さを褒める。
アイドルとしての深澤さんに興味を持つような発言をさりげなくする。


そして、ジャニフェスでの「初心LOVE」の演出でも、
先輩たちのパフォーマンスで温まりきったステージで、
配信用に追加された振りや歌詞と連動したエフェクト。


後輩のためにここまでできます?!

ここ最近、ジャニーズのタレントから「愛してくれてありがとう」というフレーズをよく聞くのですが、
皆さんが愛されているのは、皆さんが愛しているからだと思いますよ。

ファンはタレントの鏡だもん。


コラボっていうかさ

亀梨和也さんがオープニングの挨拶で「コラボもあります!」って言ったとき、心がざわめいたんです。

音楽番組みたいな、あのいわゆる「合唱」を聞かされるの???

某音楽番組のコラボとか、多くが楽曲としての良さは死ぬじゃないですか。アイドルを愛でる分にはそれでいいけど…松本さんにそれを見せられたら…ちょっと…


杞憂でした!!!!

コラボっていうか、もはや「カバー」でした。

歌割りも細かくて、オリジナルの良さを生かしつつ、いつもと違う歌声が重なるようで、全く合唱じゃないよ!

ダンスも人数が増える分、フォーメーションが原形をとどめていなくて、これらに対応した演者がすごいよ。


余談ですけど、ジャニーズでもカバーアルバムを出して欲しいな。

オトラクションやオオカミ少年で持ち歌じゃないのを披露すると湧くじゃん。
渡辺翔太さんの「交差点」とかオタクが騒ぎすぎて情報番組で紹介までされちゃったじゃん。


ジャニーズさーーーん!!!需要はここでーーーす!!!


演出家 松本潤の真骨頂

演出家としての松本潤が語られるとき、多くが舞台装置のインパクトに言及されることが多い。

ムービングステージの考案、気球、完全制御型ペンライト、水・火・光を使った演出。


でも、私が思う演出家松本潤の凄さは、

目的に対するアプローチの仕方


ムービングステージや気球は、「よりファンの近くへ」という目的のための道具でしかないし、
完全制御型ペンライトや特殊効果も、コンサートが掲げるテーマに沿った演出でしかなくて、

「こうなったらいいよね」を実現させる天才なんだと思う。


この観点からジャニフェスを見ると、
「各グループの宣伝をする」という目的のために、グループの色の違いや、グループのギャップを魅せたい。

そうすると、世界観が転々と入れ替わる。

そのために固定のセットは作らず、大画面に映像を写すことでセットの演出をする。
流れを作るために、コラボと単独パフォーマンスを組み合わせる。


何より注目してほしいのは曲の間の演出。

セットに流れる映像も細部まで作りこんであったし、BGMを使ったり、楽曲自体のアレンジもされていた。
暗転や奈落、ポップアップ、可動式の画面、セット、3ステージ構成を使った、登場やハケ方のバリエーションの多さたるや。

これによって、全く曲想の違う曲にも流れができる。
この間の繋ぎ方に松本さんのセンス、つまり知識量の多さが垣間見えるんですよね。


嵐のコンサートと同じクオリティをジャニフェスでも実現する松本潤のバイタリティの高さとストイックさに驚かされたとともに、
所々で嵐のコンサートのカケラを見つけるたびにギュッとなりました。

嵐のコンサートは間違いなく最高峰のエンターテインメントだった。


Snow Manの話をさせて

最後に、スノ担なのでSnow Manの話をさせてください。


「D.D.」

OPがSnow Manだったのすごく嬉しかった。

「D.D.」が幕開けにぴったりだったからなのか、松本さんの判断理由はわからないけど、
「ジャニフェスの幕開けをSnow Manに任せられる」と思わせられたのがすごく嬉しかったんです。


「シンデレラガール」

「HELLO HELLO」のプロモあたりでやっとメンバーの名前を覚えたくらいなので、
関西Jr.の関係性とかしょうこじの尊さとか詳しくはわからないんですけど、
向井康二さんの表情だけでグッときました。
向井さんの嬉しそうな様子が見られるのが一番嬉しいよ。

岸くんと渡辺さんの絡みも、
「Smile Up ! Project 〜リモート夜会 vol.2〜」の動画で
岸くんに人見知りを発揮している渡辺さんを踏まえるとかなりおもろいです。

ダンスは特に宮舘涼太さんが気になった。
さらっと踊っているように見えて、音ハメ完璧やない…?!
何なのこの人…どのジャンルもイケるの?!魅力がすごいよ。

「HELLO HELLO」もですけど、Snow Manと王道アイドルソングとの親和性が高いですよね。
予想外に岩本照さんの声が映えるのメロい。

ハケるとき9人とも奈落に落ちていっとるし、
次の君彼では9人がポップアップで出てくるってことは、
ポップアップを9つ作らせたってこと???

松本潤やべぇなおい。


「君の彼氏になりたい」

君のガラスの靴を脱がせるラウちゃんキュルキュル度数2000%で
君彼の世界観と合っていなさすぎて
もう…か"わ"い"い"!!!!!!!!!!

12時に帰る岩本さんきゃんわええええええええええええええ!!!!!!!
あぶねえ!!!意志を保ってないと危うく好きになる!!!
ハァ!!!君の彼女になりたい!!!


「Grangeur」

雷鳴は前代未聞のことが起こる予兆。
横一列で煙の中から現れるSnow Man。

Bメロで少し照明が明るくなる。
サビで一気に「神」のお出まし。

「Grangeur」を本当の意味での「Grangeur」にした演出。


ジャニフェス用にかなりアレンジ効いていたのが気になって調べたら、
作曲や編曲担当の方がジャニーズに多く楽曲提供されている方なんですね。
嵐とも直近まで仕事されているので、松本さんの演出に合ったアレンジをしてくださったんだろうなあ。


余談ですが、一番サビ終盤で「YES!」って言いながら左足を蹴り上げる振りがあるんですよ。
個人的に、このときの岩本さんの右足への体重の残し方で岩本さんのテンションの上がり方を測っています。

ジャニフェスではギュイーーーーーンなってましたね。最高。


その他

他グループと一緒にいると、Snow Manの人見知り感が出てめちゃキャワでした。
平均身長が高い9人がこじんまりまとまっているところとか、「夢物語」「Happiness」のときに佐久間さんけしかけて、他のメンバーは笑って見ているのとか、愛おしさ爆発したよね。
ふふふ。内弁慶なSnow Manキャワ。


あとさ、深澤さんのビジュアルがめっちゃよかったね。
アイドルやっているときの深澤さんが好きです。

結婚を前提にお付き合いしてください。


以上





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