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貞観政要

皆様、こんばんは!

SBI大学院大学の宇野と申します。

今回は貞観政要で、学んだ事について記したいと思います。


私は唐王朝の礎を築いた太宗、李世民の国を治める心構えが記された貞観政要を学び、非常に大きな気づきを得る事ができました。

日本でも天下統一を成し遂げ、長期政権を治めた徳川家康が愛読した貞観政要はまさに、リーダーである王が学ぶべき学問であると考えます。

今日、明治時代に教えられていた最も重要な古典が公立学校では教えられなくなり、テクノロジーが日に日に進歩していく世の中では、このような古い教えが忘れ去ろうとしています。

しかし、現代の成功者でも発言している様な事は、全て古典から来ています。すなわち、現代まで残存している教えこそが最たる学問であると考えます。現在、私自身も管理職として企業に属している身から、以下の2つの事を今後の行動に活かして行きたい思います。

1.自らが見本となり、自分の言動に責任を持つ

 原清則流清、原濁則流濁の通り、自分が部下に対して物事を指示する際に先ず、自らが率先して見本を示さないとなりません。

自分の行いが汚れていては、下流にいる部下の行動も汚れたものになってしまいます。

また、綸言汗如の通り自分が発する指示、それに係る言葉づかいに関しても気配りする必要があります。

部下や業者に対しての態度や言動は一度、発してしまうと取返しがつきません。自分は何気なく行った行為でも相手からしてみれば物凄く癇に障ることも考えられます。

その為に、人を指示する立場の人間であるからには、一度発した言葉は取り返した付かないのだという事を肝に銘じ、行動して行きたいと思います。

2.初心忘るべからず。

組織内で自分の職位が上がったり、裁量権が大きくなったとしても入社当時のフレッシュな気持ち、素直に人の言う事を聞き、それを昇華した上で行動に興すという事を忘れてはなりません。

人間はどうしても少しの成功体験から思い上がりが出てしまい、知らず知らずの内に驕りが生まれ、傲慢な態度を取ってしまう事があります。収入が増えようと、権力が大きくなろうと、謙虚に質素倹約に努める姿勢を忘れないようにしていきたいと思います。


それでは皆様、お風邪など召されないようお体をご自愛くださいませ。




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