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オカダマニラでFIRE!!!———オカダマニラでSPAC vol.6


こんにちはあるいはこんばんは、オカダマニラマニアの皆様。


本日2022年6月3日、オカダマニラを運営するタイガーリゾーツ社の親会社であるユニバ社から待望の下記IRがリリースされました。


当社子会社が米国証券取引委員会に提出したForm F-4の効力発生に関するお知らせ

Form F-4は、企業の買収や合併に際し、米国証券取引委員会(SEC)に米国外の企業が登録するときに使用する届出書です。とどのつまり、日本の富士本社長率いるUEリゾーツ社とイケメンジェイソン率いる米国の26Capitalとの合併がSECに認められたということです。


まことにおめでとうございます!


、、、と、本来ならめでたい話で気持ちよく週末を迎えるところですが、現在、現地のオカダマニラは岡田和生氏率いる岡田派が実効支配をしているようです。ここにきて岡田氏と富士本氏の対立の図式がふたたび浮かび上がってきてしまいました。

1.株主総会の日程


届出書F-4は昨年の12月10日に提出しておりSECの承認に約6か月かかりましたが予定通りでしたね。イケメンジェイソンはNYエリートらしくきちんと結果を出してきますね。

本合併を承認するための26Capitalの株主総会は2022年6月28日(火)に決まりました。フィリピン側のUEリゾーツ社の合併を承認するための株主総会も同日に予定されていますが時差があるため先にUEリゾーツ社の株主総会が開催されると思われます。

しかし、SPAC上場を目論むUEリゾーツ(UERI)社とその子会社であるタイガーリゾーツ(TRLEI)社を取り巻く関係がとてもわかりずらいので整理してみたいと思います。



2.オカダマニラをめぐるステークホルダー


まずはじめにEDGARでForm F-4のP.166を見てみましょう。現状のオカダマニラグループの企業構成は以下の通りとなります。

オカダマニラグループの企業構成

香港、日本、フィリピンそしてアメリカと4か国を股にかける複雑さですね。OKADAホールディングスからUEリゾーツ社までは富士本派が支配しています。繰り返しますがフィリピン最高裁からの現状維持命令を正とすると、タイガーリゾーツ(TRLEI)社は岡田派が支配していることになります。6月末の合併承認の株主総会はUEリゾーツ(UERI)社で行われるものなのですんなり承認されるはずですが、合併に関する契約がTRA社、UERI社、TRLEI社、Project Tiger Merger Sub.と26Capitalの5者間で締結されているものなので月末までひと悶着あると考えたほうがよさそうです。果たしてUERIとTRLEIの間で会話は成立するのでしょうか(白目)。

合併が承認されるとたぶんこうなります


3.PAGCORの声明

昨日、PAGCOR(フィリピンゲーミング公社)からオカダマニラ事件に関する声明が出ていました。事件の客観的な情報として有用であると思われたので紹介します。

声明の要旨は以下の通りです。

  • 2022年5月4日、PAGCORはエレラ・ティーハンキー&カブレラ法律事務所から、Kazuo Okada vs. Tiger Resort, Leisure, & Entertainment, Inc. (TRLEI) et al., G.R. No. 256470の事件で最高裁判所が出した現状維持命令(SQAO)を通知する書簡を受け取った

  • 本件が最高裁判所で係争中の企業内紛争を含むことを考慮すると、政府の規制機関であるPAGCORは、適正手続きを遵守し、最高裁判所の発令および指示に従う義務がある

  • PAGCORは、2022年5月31日にオカダマニラでで発生した事件は、最高裁が出したSTATUS QUO ANTE ORDERを実施した結果であると理解している

  • オカダマニラに配属されたPAGCORモニタリングチームは、PAGCORと政府の利益を保護し、営業に支障がなく、遊技客の安全を確保する目的で、状況を監視している

  • 上記チームの報告によると、2022年5月31日午前9時45分頃、TRLEIの旧経営陣のチームがオカダマニラに到着した

  • 彼らはアントニオ・コファンコ氏とディンド・エスぺラータ氏を筆頭に、ヘレーラ弁護士、フィリピン国家警察のメンバー、最高裁判所の保安官が同伴していた

最高裁の出した現状維持命令は以下となります。

フィリピン最高裁の現状維持命令(G.R. No. 256470)ANC Youtubeより アキノの名前が…

“ISSUE a STATUS QUO ANTE ORDER, effective immediately, and continuing until further orders from this Court, and ORDER respondents, their agents, representatives, or persons acting in their place or stead, to MAINTAIN THE STATUS QUO prevailing prior to petitioner’s removal as stockholder, director, chairman and CEO of Tiger Resort Leisure and Entertainment, Inc. (TRLEI) in 2017.”

「現状維持命令の発行 申立人がTiger Resort Leisure and Entertainment, Inc.(TRLEI)の株主、取締役、会長、CEOとして解任される以前の2017年
の現状を維持するよう、回答者やそのエージェント、代表、彼らの代理人、代理人に対し命令する 即時有効としさらなる命令があるまで継続とする」

PAGCOR Press statement on the Okada Manila incidentより


最高裁から次の命令が来ない限り岡田派のTRLEIへの支配は継続するのでしょう。それはいつ来るのか?それでは今後の展開を考察していきましょう。


4.6月末までの展開


いつもの社長ぽい人のツイートに注目すべき示唆がありました。

現ドゥテルテ大統領が6月末に任期満了で7月からは新ボンボン・マルコス(ジュニア)大統領に代わります。新体制となるために省庁のトップが総入れ替えになるとのことで最高裁も然りでしょう。マルコス氏はアキノ派の現副大統領レニ・ロブレド氏に大差をつけて大統領選を制しています。そしてドゥテルテ大統領の父はマルコス大統領の閣僚で関係も深い。そして彼の娘が副大統領に。一方、岡田派のコファンコ氏はアキノ派ですから、新大統領体制発足までの時間しか猶予がないと言っているように聞こえます。

また、これまでオカダマニラを支えてくれたマヌエル・ラザロ氏は元裁判官で新大統領の父、マルコス・シニアの顧問弁護士でした。今回の事件が影響力の大きかった彼の訃報の直後であることも動機のひとつかもしれません。

上述の通り、UERIの株主総会は6月末です。岡田派がなんらかのアクションを起こしてくるのは想像するに難くないでしょう。6月のオカダマニラはいろんな人間模様が交錯して実に興味深い展開となりそうです。


5.本日のオカダマニラ


経営体制を巡っての争いはしばらく続きそうですが、現場はいたって平常運転のようです。インスタを見ているとマニラ湾側の道路周辺が綺麗に整備されたようですね。植栽が整備されて緑の感じがとても美しい。

私が訪れたときはこんなみすぼらしい感じでしたが、、、それでもマニラ湾の夕陽は世界一美しいと思いました。これはかけがえのない貴重な資産です。

コロナ禍前に行っておいてよかった、、、


6.本日のFIRE


今日は朝からなんだかビリヤニの気分で定時ダッシュで向かったのは湯島にあるナワブ。定番のチキンビリヤニラムカレーセットを注文。ツヤツヤのビリヤニをそのままパクリ、旨い!ライタをかけて、ラムカレーをかけて、全部を交ぜてと様々な味を楽しめるのが嬉しい。ちなみにサラダも混ぜて食べるのがオススメです。



当ブログでは全国の、特に東京の本当に美味しいカレー屋さんを感謝と応援の気持ちを込めて紹介していきます。社畜の私はカレーに救われて、癒されて毎日を生きています。あんまり難しいことは考えず、んまそう!と思ったら是非お店に足を運んでみてください。





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